クリント・イーストウッドインビクタス 負けざる者たち』を渋谷で見た。

詩、帽子、国歌、刑務所(過去の回想の映像)、などが、適切な、安易でない、間、タイミングで登場する。その適度さ、は、マンデラの行動、例えばチームに対する干渉や発言、にも言える。不必要に行動せず、するべき時にしかるべきことをするだけ。それはまさに、自制であったり奥ゆかしさであったり思慮深さであったりして(「運命の支配者」「魂の指導者」)、そして、この映画自体がそのような作られ方をしている。
その適切さが、とりこぼしている部分も当然あるわけだが、それはそれとしても、チームが勝ち進んでいく過程は感動必至だった。もうしょうがない…。
にしても、あのサングラスの男は誰だ…オールブラックスの関係者か?
冒頭のラグビー練習とサッカーを続けて映す、ピナールと過去のマンデラが見つめ合う、決勝前日のホテルから見える夕日、さりげなく太陽を背に座る、…。
中原昌也ニートピア2010』買って読み始める。こりゃあもう日本の小説のレベルじゃない…。こっちの関心を凍らせるレベル。作者も読者もサドゥーになってしまうくらい。