2009-01-01から1年間の記事一覧

ジェームズ・キャメロン『アバター』3Dを六本木で見た。目が疲れた…。 図らずも『クォンタム・ファミリーズ』だったのだけど。 つまり、並行する世界と夢、選択について、ということ。 しかし、…しなかったことはしなかったことであって、それは単なる後悔な…

東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』読み終えた。届くかもわからない手紙が、届く物語。その手紙が円環を作り上げつつ突き破り、虚構・夢と現実の境目を突破させ融解させる。しかし、そんな世界でも、贖罪は為されなければならない、なかったことにするとい…

ローランド・エメリッヒ『2012』を渋谷で見た。 「あー飛行機が/車が/人がぎりぎりで…!?」みたいなシーン多すぎて疲れた。いい意味でもう勘弁してくれと思った。無駄に行って来いしていた。映像的には災害のオンパレードだった。あとロシア人もいい感じ…

東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』買った。

パヴェーゼ『故郷』ちょいちょい読む。なるほど確かに、これはくるってる。ふっとわけのわからなさが忍び寄ってくる。

小島信夫『美濃』読み終えた。最後まで読んでも、読み終えた気がしない…というか、終わるべきところで終わっていない感じがするというか。なんだかよくわからない。

パヴェーゼ 『故郷』買った。

サム・ライミ『スペル』を新宿で見ていた…んだけども。 べたな恐怖と間にちょいちょい挟まる小笑い(ポーククイーン(罵倒語になってたし)、スケートシューズ、へなっとするハンカチ…)で、笑っていいんだか怖がっていいんだか…見終わってぐったりする。 口…

昨日金井美恵子『岸辺のない海』買った。読めないだろうけども…。 で、笙野頼子『片付けない作家と西の天狗』買った。 で、小島信夫『美濃』読んでる。ついに手紙が入ってきた…この退場のあっけなさはやばい。

東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』12巻買って読み終えた。連載はやはり、というとこまできて、なんとなく終わりそうな気がする。それはそれとして、今回の巻は、比較的アキコよりの話になっていて…節子やエビちゃんやさるさるは、物語を早く展開さ…

小島信夫『美濃』読む。なんとも言いようがないんだけど…語る気もなくなってくるというか…ただ、「被害妄想」という言葉がふと浮かんだりもする。岐阜がぐるぐると渦巻く。 真面目な話だけじゃおもしろくないが、ふざけた話ばかりでもなぁと今日ふと思った。…

20世紀の作家と言われて、プルースト、カフカ、ジョイス、がすぐ出てきて、その時にベケットが出てこなかったのを今気づいてショックだった。 その時には、ウルフの名前もあげた。この人を未だに「意識の流れ」で片付けるのは違和感がある。でも、そういう…

小島信夫『美濃』読む。軽くというよりかなり狂ってるとしか言いようがない…。何度となく脱線し、繰り返す。

深沢七郎『妖木犬山椒』読む。一点で世界が裏返るような感覚。吉祥寺どんぶり食ったけど…。『スペル』か『脳内ニューヨーク』見ようと思ったけどやめた。あとチャンピオン系のギャグ漫画が好きだと改めて思った。

深沢七郎『妖木犬山椒』と施川ユウキ『え!?絵が下手なのに漫画家に?』買った。

Q-Tip『THE RENAISSANCE』買った。

小島信夫『美濃』読んでいる。「それだけで何ものかなのだ」、(起こったか起こってないか、事実か虚構か)「どちらでもよい」。 クエンティン・タランティーノ『イングロリアス・バスターズ』を新宿で見た。 くそやばいものを見せつけられたという感じ。なん…

岩本ナオ『町でうわさの天狗の子』5巻を買って読み終えた。 小島信夫『美濃』買って少し読み始める。

メルヴィル『白鯨』上巻読む。おもしろい、けど、今のところはなんとも・・・。 で、ポン・ジュノ『母なる証明』について。 母親には名前がない。そして彼女も、追いつめられると自分の母親に救いを求める。 それと、アジョンの祖母について(群衆から一人外れ…

木村覚『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』読み終えた。見るものと見せるもの。身体(カンバス、絵の具)に気付かせる。で、メルヴィル『白鯨』上中下巻買って上巻読み始める。不安定な謎多き語り手の存在。

渋谷でポン・ジュノ『母なる証明』見た。 事件の内部に、ぽっかりと開いている深淵、その暗闇が、母子を含む人々や彼らの住む町に繋がっていくという恐怖と、わからなさが生む彼方へ放り出されるような恐怖。 それら二つが混ざりあい、判別がつかない。その…

石黒正数『それでも町は廻っている』6巻買って読んだ。コネタまでいかない小さな出来事(ですらない…というか少なくともコネタとして処理されることを望んでいない)の連続。あとふと、「思い出すこと」が主軸になっている物語が多いと思った。

『アナイス・ニンの日記 1931〜34 ヘンリー・ミラーとパリで』と笙野頼子『海底八幡宮』買って『海底八幡宮』読み始める。ぞくぞくするおもしろさ。

木村覚『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』読む。 居心地が悪い、違和感、合わなさ、の重要性を思う。 それは、空っぽな、しかし、形が決まっている器としての自分に、外部から、他のもの(の意志)が注ぎこまれることによって起こる…

木村覚『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』読む。身体=失敗するもの(失敗の可能性を抱えているもの)、ダメさを持つもの、だからこそ、ゲームができて、ゲームがおもしろい。つまりゲームとかタスク、グリッドでもフォーメーション…

木村覚『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』読む。ゲーム性のあるタスク、対戦。

木村覚『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』読む。させる/させられている、の関係性を露わにすること。詐術を働かせない。ダンサーの肉体がそのまま、そこにあるものとして、リアルに存在する/伝わる…。

木村覚『未来のダンスを開発する フィジカル・アート・セオリー入門』買って読み始める。おもしろい。均等さ・抑揚のなさ、反復性、指示・ルール・タスク、という現代性?

岩本ナオ『雨無村役場産業課兼観光係』2巻買って読み終えた。このいわくいいがたさのために読んでいる。読後感がない。もちろんここには言い切れないおもしろさがある。 KID CUDI『MAN ON THE MOON:THE END OF DAY』買って聴く。ルーペよりのカニエ、とか言…

レーモン・ルーセル『ロクス・ソルス』読み終えた。死・運命(doom?)を冒涜すること、覆すこと。しかもそれは再生とか復活ではない。描写の細かさ、(例えば建築物の構造の)堪能な説明、…狂人の文章の綿密さ。確かにここに大きな物語はなく、細かなエピソード…