2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ガキの使いのスペシャルをちらちら見ていた。山崎邦正祭り。モリマンとの戦いはもちろん、24時での金太郎の件(直接的に仕掛けられたことじゃない)や暴露大会(ガキレギュラーで唯一たっぷりふれられていた)。 『笛吹川』を読む。他者同士の死と生の関わり、と…

『LAコンフィデンシャル』を読み終えてしまった。おもしろかった。 写真がやたらと出てくるなぁと思っていたら、それらがつながるのがよかった。封印された猟奇殺人の死体写真、奇妙に美しいポルノ写真。そして、それらをつなぐ実際の殺人現場。おそらく、デ…

『笛吹川』を読む。迷信、因果応報、俗習の連鎖。人間の誕生と死亡の繰り返し。あと、ジェイムズ・エルロイ『LAコンフィデンシャル』を買って読み始めた。ディズニーが出ると聞いて。

深沢七郎『笛吹川』を買って読み始める。最初からおもしろい。人の死に方。深大寺。

金井美恵子『噂の娘』を読み進める。『秘密の花園』との密やかな結びつき?

SP『MOVIN'ALONG』を買った。サンプリングと、元ネタを演奏していたミュージシャンの演奏が混じっている。すごいわけわかんないと思う(ほめ言葉として)。生音っぽさ、というのが、あまり強く出ず、控えめな感じに在る。 《彼らと電話でやり取りしていくプ…

スティーブン・ソダーバーグ『チェ 28歳の革命』 陰鬱な映画。ジャングルのゲリラ戦が描かれているんだけど、そこに、戦闘のカタルシスはない。銃撃戦が極端に少ないと思う。あっても、どこから弾が来るかもわからないし、ゲリラの撃った弾もどこにあたった…

新宿で『WALL・E』を見た。感動した。 カメラが動いてるような感じになっているのがよかった。走っていくウォーリーを追い、それからスクリーンの映像を映し、それが消えたら向こう側に行くウォーリーをクローズアップする、という動きとか左奥から右手前へ…

『ひまわりっ 健一レジェンド』9巻を買って読んだ。全編いらいらしっぱなし。アキコとケンイチはだめだと思う。副主任はさえまくり(でもとばしすぎ。エビちゃんがいないから?)。「エス アイ アール ユー ケー エー 知るか!!」《「けだるそうにすんな!!…

『恋愛太平記2』を読む。 《(…)庭のクチナシの重っ苦しい匂いのこもった室内に、微かに大便の臭気が混じった。》p196 《(…)夕香は、動物病院の医者が患者に手をつけたというのなら(獣姦ということになるわね)、それは医者としての倫理に反することだし動物愛…

『恋愛太平記2』を読む。もうだらだらと読むしかない、というか、だらだらと読むしかないようにさせている、ような。細部細部細部…で、たまに「さわやかな」という形容詞が出てくると意外という感じがする。つまり、それどんなの、と聞きたくなるような、聞…

デイヴィット・トゥープ『音の海』を読んでいる。 《(…)ブライアン・イーノが「アンビエント・ミュージック」という言葉を自らの活動に用いたとき、彼は作る行為に重点を置くことをやめ、代わりに聴く行為に焦点を当てた。(…)さまざまな力が、生産者と消費者…

デイヴィット・トゥープ『音の海 エーテルトーク、アンビエント・サウンド、イマジナリー・ワールド』を読み始める。 環境音楽の始原としてのガムラン。見ながら寝て、起きたらまだ演奏していた。環境化。

金井美恵子『夜になっても遊びつづけろ』を読み始める。青春、反体制、否と言い続けること。あとフーテン。けっこう熱く学生運動を擁護してるのも意外(というか弾圧する側を激しく攻撃してる、ってことか)。 金井美恵子『おばさんのディスクール』を読み終え…

中井英夫『虚無への供物』を読み始める。おもしろい。これは、こういう系のミステリーの元祖なんだろうか、それともこれより前にあるんだろうか。今だったら山ほどあるのかもしれないけど、舞城くらいしか思いつかないけど。一つの事件が、ポーの推理小説、…

『恋愛太平記2』を読んでいる。傷口の感覚。体の一部の冷たさと温かさ。

金井美恵子『恋愛太平記2』を読み始める。あと500のこととかさようなら山崎邦正とか第3会議室とか黒沢ナイトとか冨田ラボとハナレグミとか冨田ラボと畠山美由紀とかコモンとかカニエとかQ-ティップとか海外のベースボールベアーのカバーを見た。日本のはも…

金井美恵子『恋愛太平記1』を読み終えた。 《五月が被っていた緑色の毛糸編みのキャップの折りたたんである端の部分を伸して、電気スタンドの傘に被せ、アクセサリーの入っている箱を持ってきて、星形のガラスをはめ込んだブローチや、花結びにしたリボンを…

金井美恵子の小説には、紋切型、通俗的表現が沢山出て来る。小説、恋愛、映画、生活、料理、人間関係、仕事、女、男、あらゆることについての紋切型。 『快適生活研究』読み終えた。 《(…)私としては、このまま、教師という職業について何かが決ってしまうの…

『快適生活研究』を読み進める。「『古都』」で、女性誌のあおりを羅列するくだりがでてきてうれしかった。 《(…)トラちゃんからお見舞い、と言って、ゼム・クリップの入っていた小さなプラスチックの箱に赤いフェルトの切ったのを入れて敷いた上に、猫の…

鈍な自己愛、というのは、自分に対して興味関心があって、まぁそれは別に多かれ少なかれあってもいいし(もちろんなくてもいいし)それについてはとやかく言わないけど問題は、そうした興味深さを持っている自分(と、少なくとも自分ではそう思っている)に、当…

平井玄『千のムジカ 音楽と資本主義の奴隷たちへ』を読み始めた。 《グローバル資本主義という「一なる声」の絶対的な優位のもとで、牙を抜かれた「多なる声」が許容されていく。こうした音声の散乱こそ、この時代にふさわしい統治術となる。とはいえ、外へ…