2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

M・ナイト・シャマラン『サイン』をDVDで見た。 シャマラン的人物(オリンピック選手とか言い出す女性警官、薬局のカウンターで懺悔し始めちゃう店員、コーラのCMに過剰に反応するおじさん)やシャマラン的小道具(アルミホイルで作った帽子)、シャマラン的設定…

ウェス・アンダーソン『ライフ・アクアティック』をDVDで見た。 やっぱ音楽良い。サントラ欲しい。ボウイのカバーもいいけど、船内で、シンセで作ったらしきピコピコした音楽もいい。ヘルメットから流れるやつとか。最後の「ネッドのテーマ」とか。ボウイに…

DVDで『エネミー・オブ・アメリカ』を見た。 『ワールド・オブ・ライズ』でも、監視映像がくみこまれていたけれど、あれは中東が舞台だったため、使われているのは衛星からの映像くらいだった(あとは、写真が重要であったけど…これは少し違うような気が)。で…

『ラブシャッフル』見た。「作者のサン=テグジュペリは飛行機事故で死んだわ」「せっかくだから催眠療法してあげよう」やばいなー。野島伸司のふざけた路線のドラマ好きだ。あと、レスキューのドラマの番宣の「中丸演じる○○が小川で溺れている子犬を助けるシ…

深沢七郎『庶民烈伝』を見つけて買って、ちょっと読んだ。いきなり深沢七郎な人間が列挙される。 新宿で『アンダーカヴァー』。雨が降るシーンがよかった。モーテルの、変な形の窓から雨が降ってるのが見えながらその前で、父親と息子がいるカット、そして、…

『タイガー&ドラゴン』と『池袋ウエストゲートパーク』のシナリオ本が安かったので買って読んだ。『タイガー&ドラゴン』は、まぁ、すさんだ感じと直球良いことのバランスが(後者に傾いてはいるけど)とれてる。IWGPは、すさみまくり。ろくな話がない(特に後半…

『ワールド・オブ・ライズ』、渋谷で。 (いい意味で)無駄に舞台となる国が変わりまくるのが、(なんとなく)一応まとまってるようになってるのはすごいと思う。 …なんも思いつかない… ディカプリオが徹底的に口汚い。相手に悪意をむき出しにする顔と、この…

ジョイス『若い芸術家の肖像』を読んでいる。とことん(?)キリスト教だなと思った。

大江健三郎『万延元年のフットボール』を買った。

ジョイス『若い芸術家の肖像』を読んでいる。 エイモス・チュツオーラ『ブッシュ・オブ・ゴースツ』を買った。解説で、深沢七郎がひきあいに出されているのに驚いたが納得した。両者とも、ひたすらたんたんとした、落ち着いた文章で、前近代的というか非現代…

ジョイス『若い芸術家の肖像』を読んでいる。 《すぐ前の机に「胎児」という言葉が刻んであるのが目についた。黒ずみ汚れた板の表面に何度もかけて彫りあげたようだ。ふと目にとまったこの文字が彼の血をざわつかせた。そのころの学生たちが今ここにあらわれ…

山口穣『がらくたストリート』1巻を買って読んだ。シニカルな登場人物やセリフを描くことは簡単な気がする。自虐的なやつも。描線(?)が黒田硫黄をちょっと思い出させたりする(擬音も)。間が『よつばと』、とか。あと、特に宇宙人が出てくるところが、なぜか…

深沢七郎『言わなければよかったのに日記』を読み終えた。やっぱりおもしろかった。 《昔ではあまりオカシクないことが今ではオカシイことになるのだから、昔よりも今の方がオカシイことが多くなったのである。》(p216)というのが、深沢七郎の核のような気が…

金井美恵子『愛の生活』を買った。 『言わなければよかったのに日記』を読んでる。 《それから、アレグロの鋭角的な、するどい曲を弾いて、すぐ、やわらかい、ロマンチックな曲を弾いたりすると、これは全然違った感情になるのだが演奏する者は誰でも平気で…

深沢七郎『言わなければよかったのに日記』を読んでいる。エピソード、登場する人物のわけのわからなさは、たとえ、俗習的なモチーフをあつかわなくても描かれる。 今年初の映画…。村上淳がショーケンみたいでかっこよすぎたけど。 熊谷守一の絵について。形…

保坂和志『アウトブリード』、安部公房『燃えつきた地図』を買った。 深沢七郎『言わなければよかったのに日記』を読み始めている。 熊谷守一美術館に行った。 新宿で『禅 ZEN』を見た。村上淳と藤原竜也がよかった。

深沢七郎『言わなければよかったのに日記』と別役実『けものづくし』、『現代の文学10 藤枝静男 秋元松代』を買った。 殊能将之『ハサミ男』を読み終えた。『美濃牛』より好きだ。映画見たい。 《暗闇。怪物。わたしの心のなかに暗闇や怪物は存在しているだ…

サカナクション『GO TO THE FUTURE』を買った。

深沢七郎『笛吹川』を読み終えた。ものすごい凄惨な終わり方。ほぼ死んだ。解説でもふれてたけど、死に方がひどくてあっけなくてすばらしい。 自分が感じてた、中庸な感じ、というのが、解説では、すべてが均等に(?)物に見えてる、と言っていた。そうだと思…

『トーマの心臓』を読んだ。胸のあたりにずしんとくるいい話だった。でもこれを現在でやろうとするとベタとか言われるし自分もそう思うだろうけど。それぞれの心象描写、独白が空間に入り交じるような感じがよかった。大きいコマが、BLっぽいとこに多く使わ…

さかりのついた猫が、昨日の夜中から始まってさっきまで、ずっとなのか、とぎれとぎれなのかわからないけど、気がつくと、鳴いている。あの独特の、普段の猫からはあまり聞かれない声であきもせず鳴いている。イントロドンとタイムショックの2つで、秀ちゃん…

『マンスフィールド短篇集 幸福・園遊会 他十七篇』を昨日買った。 殊能将之『美濃牛』を読み終えた。普通におもしろかった。

『笛吹川』を読んでいる。なんというか、こういう書き方で、こういうことが書けてしまうなら、なんだか、凝った語り方は、もう必要ないんじゃないか、と思った。時制をいじったり、なんやかんや、する必要がまったくないように思えてくる、深沢七郎的小説が…