2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ガルシア=マルケス『族長の秋』とthe HIATUS『Trash We'd Love』を買った。 『カフカ寓話集』を読む。言い訳だらけ。

ホンマタカシ『たのしい写真』を読み終えた。疑わせてくれる、解釈に幅ができる写真が良い、というか好き、ということ。自己表現とか考えず、環境に左右されろ。ワークショップも真似したくなる。あと紹介されてた写真集を見たくなる。エグルストン、ロバー…

レヴィナス『時間と他者』を読む。実存すること、とか、不眠という永遠の覚醒状態とか…。

レヴィナス『時間と他者』、ドゥルーズ アンドレ・クレソン『ヒューム』、ホンマタカシ『たのしい写真 よい子のための写真教室』(想定がみすずな感じ…平凡社だけど)を買った。 笙野頼子『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』を読み終えた。 《火星人に歴史が…

淀川長治 蓮實重彦 山田宏一『映画千夜一夜(上)』を読み終えた。おもしろかった。どっちかといえば、女優や男優の魅力を語る時のほうがより生き生きとしていたような。 笙野頼子『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』を読む。とりあえずストーリー部分は(と…

淀川長治 蓮實重彦 山田宏一『映画千夜一夜(上)』を読む。どんどん読み進めたくなる。淀川さんの映画の語りが、まさに蓮實重彦とか山田宏一が言うみたく、まるでその映画を見ている時のように、また見終わった時のように、想像をかきたてられる。かけあいも…

淀川長治 蓮實重彦 山田宏一『映画千夜一夜(上)』とフローベール『紋切型辞典』と網野善彦『異形の王権』と網野善彦+阿部謹也『[対談]中性の再発見 市・贈与・宴会』と黒沢清『映像のカリスマ【増補改訂版】』を買った。 笙野頼子『だいにっほん、ろりり…

笙野頼子『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』を読む。 主体なき、社会的関係のみで世界を捉えるのがドイデであり通貨。平均化、一般化、他者の不在。だからつまり、自我や主体がなければ他者もない。

笙野頼子『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』を買って読み始める。

笙野頼子『だいにっほん、ろんちくおげれつ記』を読み終えた。はっとする美しい(とも少し違うかもしれないが)情景や感情が描かれている。いぶきと浄泥。あとかなり多く、誰かが書いた文章が挿入されている。おんたこのグロテスクな習性というか体質がしつこ…

フローベール『三つの物語』と郡司ペギオ-幸夫『生きていることの科学 生命・意識のマテリアル』とJ DILLA『DONUTS』を買った。 『生きていることの科学』を読み始める。始めに実現可能・不可能を区別し、その後それを無効にする媒介としての質量。その後、…

深沢七郎『庶民烈伝』を読み終えた。歌を読みといていくこと。そして、まるで実話怪談のような後書き。 笙野頼子『だいにっほん、ろんちくおげれつ記』を読み始める。死者が宿る木が美しく感じる。いぶきの語りと作者の語りがシームレス。

深沢七郎『庶民烈伝』を読む。最初に、呼び名・名前の由来の説明から始まる。それがすでに脱線しそうなエピソードを含んでいる。ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』を渋谷で見た。 汚れた子供らが、警備員(「dog」)に追い立てられ、空港から走っ…

深沢七郎『庶民烈伝』を読む。「要領を得ない」話の連続。

米澤穂信『遠まわりする雛』を読み終えた。「手作りチョコレート事件」と「遠まわりする雛」でそれぞれほとんど恋愛と呼んでもよいような何かが現れてくる。決断を迫られる、ホータローと里志。自分のポリシーを曲げなくては(他者に寄り添う?)この何かを得…

貴志祐介『新世界より』を読み終えた。色々おいてかれたけど…お守りのこととか…。でも、途中いくつも起こる価値の転倒がスリリングだった。追われる者が追う物になり、強者が弱者になり、人類が動物になる。そもそも、ここで描かれる人間は、我々とは違う…と…

ナ・ホンジン『チェイサー』を新宿で見た。 坂の多い、比較的大きな家が立ち並んでいるが、普通の民家や、誰が使ってるかわからない古びた建物、教会、昔からある商店などが混在している住宅街。いたるところに路上駐車されている車があるせいか、ほぼ一方通…

ガス・ヴァン・サント『ミルク』を渋谷で見た。ハーヴィーが市庁舎(の大階段)を「劇場」に喩えた時点で行われるのは悲劇だ。トスカのような?冒頭のニュース映像とナレーションの役割を一部果たすハーヴィーの遺言テープによって(それと、あくまで映画の中で…

貴志祐介『新世界より』上巻を読み終えた。これは…ここまでやられたら続きが気になってしかたがない。でも多分何個かの伏線や謎はそのまんまになるんだろうけど…。ボノボ型社会が人間の攻撃性を抑制するというのは下衆いがおもしろい。『ヴィレッジ』っぽく…

イーストウッドの歌う『グラン・トリノ』の歌が頭から離れない。あと「日本の女は30から!」「私ももうすぐ、30、です!」と(多分)言う仲間由紀恵のCMがインパクトありすぎ。 朝日新聞(2009年5月6日朝刊)の林真理子と原武史の対談より。 《私…

クリント・イーストウッド『グラン・トリノ』を渋谷で見た。光と影の美しさ。室内での、ウォルト・コワルスキーと、それに対比されるようなつるっとした人形のような神父の顔や、彼らの身体(ウォルトの節くれ立った傷だらけの手の甲)に、まだらにあたる光、…

東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』を買ってちょっと読んだ。

佐々木中『夜戦と永遠 フーコー・ラカン・ルジャンドル』を読む。 シニフィエに到達するこのできないシニフィアンのくりかえし=換喩…次々と凝視しては語るがたどり着くことはない。