米澤穂信遠まわりする雛』を読み終えた。「手作りチョコレート事件」と「遠まわりする雛」でそれぞれほとんど恋愛と呼んでもよいような何かが現れてくる。決断を迫られる、ホータローと里志。自分のポリシーを曲げなくては(他者に寄り添う?)この何かを得られないということ。

ガスケ『セザンヌ』を読む。
《夜が来ないと、土地から目が離せないのだ、私の溶け込んだこのわずかばかりの土地から。》(p223)