2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

最低の体調。咳が…/2010年、ってことで考えると(こんなこと考えたことないけど)、『ヒーローショー』がどうしても出てくる。あんまり新作見れてないが…全編にわたって強く肯定したいと思う作品はやっぱりこれだった/『NINE』も記憶に残っている(サントラ含…

ナボコフ『賜物』読む。 《いや、なぜかぼくもやっぱりこのすべてを覚えているような気がするのだが、ひょっとしたら後で何度も何度もこの話を聞かされたからだろうか。》(p167) はっとさせる何か、記憶の中に強く刻印を残すような力を持つ出来事を、(時に自…

『深沢七郎コレクション 転』読み終えた。深沢七郎の小説やエッセイには、テンポとかリズムみたいなものが存在して、その中でくるくると言葉の表現や考え方が、前のものを常に裏切るような形で登場してくる。 「マンボやロカビリーやウエスタンのような小説…

THE RICECOOKERS『NAMInoYUKUSAKI〜TV SPECial COLLECTION』と『ECDPOPO』買った。ECDのささやきラップ。THE RICECOOKERSは、打ち込みっぽいのがかっこいい/『深沢七郎コレクション 転』読む。全然違う尺度を持ち込むこと。その場その場で常に論理的である…

BUMP OF CHICKEN『COSMONAUT』買って聴く。一曲目から泣きそうになる。なんだろ…個人的記憶の問題なのかもしれないけど、最もエモいバンドだと思える/中原昌也の自伝…早く読みたい/『深沢七郎コレクション 転』ちょいちょい読む。「風流夢譚」事件あたりの…

つばな『第七女子会彷徨』3巻買って読み終えた。この手の内容は、アイデア勝負になりがちなんだけど…それじゃあ本来はだめなんだろう。かえって進めば進むほど枯渇した感が漂ってしまうし。難しい。そうならない石黒正数はすごい。…というか話は実は単純で、…

『深沢七郎コレクション 転』と長尾謙一郎『バンさんと彦一』買った。で後者は読み終えた/当然おもしろい。狂った間と、日本の過去の文化への参照(そういう意味では、『おしゃれ手帖』も『ギャラクシー銀座』も過去を歪ませて取り込んでいると言える。ある…

『深沢七郎コレクション 流』読み終えた。 《「あれだ」と、彼女を見つけた途端、さーっと、ドンチョーは悪寒がしてきた。なぜだかしらない。そこに現れているのはドンチョーがすべてを知っている女体なのだ。その女体が目の前に、しかも、多勢の男たちの前…

『ミュンヘン』について。 この作品で「家」や「祖国」、「家族」、「帰る場所」、「属する組織」、「民族」、といった幾つかの意味を重ね合わせた言葉として登場する“Home”は、しかし、そのどれも不安定になる・徐々になっていってしまう人物たちによって使…

そういやニコニコに黒沢清の『花子さん』があったので久しぶりに見た。ほんと、胸くそ悪くなるストーリーとキャラクター。馬渕英里何のどん引きした真顔とか、ベストのタイミングすぎていらっとくる。加瀬亮の意味不明の悪意とかもはやトラウマ。『LOFT』の…

Kanye West『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』買った。 うすた京介『ピューと吹く!ジャガー』20巻(感慨深いが…「ポー」おもしれぇな。アクションがやばすぎる)と石黒正数『それでも町は廻っている』8巻(異常な完成度。凡百のこの手の漫画の上をいっ…