ナボコフ『賜物』読む。
《いや、なぜかぼくもやっぱりこのすべてを覚えているような気がするのだが、ひょっとしたら後で何度も何度もこの話を聞かされたからだろうか。》(p167)
はっとさせる何か、記憶の中に強く刻印を残すような力を持つ出来事を、(時に自分自身の、または第三者の)思い出の形で語る。
ウェス・アンダーソンザ・ロイヤル・テネンバウムズ』DVDで見た。

シネスコの画面サイズで、気持ちのよい構図がこれでもかと連発される。カメラのパンとかも含め。人物の動きも(消えてまた現れて…一つのカメラの動きの中で)、その気持ちよさに則っている。つまりウェス・アンダーソンの映画丸出し。
ウィルソン兄弟や、ジーン・ハックマン、それにもちろんビル・マーレイのとぼけ面に比べると、ベン・スティラーグウィネス・パルトロウはまだまだ馴染んでないなって感じがするのもウェス節。
『ファンタスティック・Mr.FOX』は公開されないんだろうか。
全然関係ないけど『キック・アス』と『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド』見たい。
『相棒 Season9』の8話見た。なんか、やばすぎ。神回とかっていうより後味の悪さがはんぱない。相棒にかこつけて、まったく違う物語が展開していた。山本浩司よかった。