2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ブルーレイでアラン・J・パクラ『大統領の陰謀』見た。 新聞社の尋常でない長さの横移動がしびれた(伸びて伸びて、最後のエレベーターに乗る主幹をつかまえるシーンのすごさ)。長回しはどれもすばらしい。二つの電話を同時に処理していく。後ろでテレビに…

最近見た映画。ウィル・グラック『ANNIE/アニー』 元が元だから良いに決まってるし、冒頭の、街の(NYの)雑踏がリズムになりメロディーになり歌になるシーンで全てをうけいれた。つまり、下校のシーンにこの映画の魅力がつまってるということ。レンタサイ…

三浦哲哉『映画とは何か』読んでる。 ブレッソンの、俳優=モデルたちに対しての、物語自体に対しての、自己放棄の追求。空っぽのメディウムとなったモデルの肉体に、登場人物たちに、他者の言葉が入り込む。この二重の変化(p130-134)。

三浦哲哉『映画とは何か』読んでる。 《(…)他の芸術領域との翻訳関係にこそ「不純な芸術」としての映画の豊かな可能性があるーーとくに50年代以降のバザンにおけるそのような着想が具体的に示されていた。アンドリューは言う。「それ自体本質的に無である…

トリーシャ・ローズ『ブラック・ノイズ』と港千尋『映像論 〈光の世紀〉から〈記憶の世紀〉へ』買った。ブラック・ノイズ作者: トリーシャ・ローズ,新田啓子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2009/02/21メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブ…

トム・ジョーンズ『拳闘士の休息』読んでる。 《いいや、怖くなんかない。これは全部映画なんだ。現実じゃない。たとえ本当でも、俺はうまくやれる。うまくやれる。》(「ブレーク・オン・スルー」p77) 《(…)ある瞬間ーー非常に純粋な客観性をともなって…

三浦哲哉『映画とは何か』読んでる。 《(…)もはや死は絶対的なものではなくなるだろう。》(p20) 《(…)時間的空間的に隔たったところにあるものを完全に知ることのできる手段を与えるだろう。》(p21) 《(…)諸芸術のある種の交流が可能であるという…

三浦哲哉『映画とは何か フランス映画思想史』買って読んでる。 《「不可視」であったものが新しい技術によって「可視化」され、人間のまなざしのもとに届けられる。パンルヴェの作品の面白さ、驚異はまずもってこの「発見」の営みに存ずる。見えないものを…

ブルーレイで見た映画。 ダンカン・ジョーンズ『ミッション: 8ミニッツ』 約94分の映画で、60分で「事件解決」し(しかもそれは軍人の素早い任務遂行によって達成されるというのがしびれる。有り得ない状況を二回目から「乗りこなす」)、後半の30分は狂気の…

最近見た映画。 ピーター・ジャクソン『ホビット 決戦のゆくえ』 まず、ピーター・ジャクソンと、ニュージーランドと、WETAに敬意を表し感謝したい。 頭に屋根が着いてた巨大トロルがかわいかった。壁にぶつかったあとふらふらしてて。あと、スランドゥイル…

スカート『The First Waltz Award』買った。まだ途中までしか聞いていないけど、「スウィッチ」からのグル―ヴ感やばいよいな。