2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

古谷利裕『世界へと滲み出す脳 感覚の論理、イメージのみる夢』を読んでいる。絵についてがおもしろい。あとウテナとか。

『相棒』見た。オープニングの曲にびっくり。まさかの英語歌詞。「You never know…」みたいな始まりかと思う。ぜひ採詩(?)したい。にしてもしつこいくらい特命係の位置の再認識が繰り返されていた。あと右京さんのなぞのテンション。あれもなんかの伏線なん…

今日エクス・ポの古川日出男増刊をもらってきてつい読んでしまった。最後読んだ日記のとこに偶然とりあげられてたエイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』を読み終えた。関係ないけど、こういう偶然ってすぐ忘れるなぁ。 《そして例えば、この物語の中で「わた…

フラナリー・オコナー『賢い血』を昨日読み終えた、んだけど、ジャン・ルノワール『ジョルジュ大尉の手帳』を読み終わった感動が…人物たちが、それぞれの容姿やまつわるエピソードをはっきりと(決して思わせぶりな雰囲気だけ、なのではなく)描くことで、ほん…

ジャン・ルノワール『ジョルジュ大尉の手帳』、エイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』、ヨーゼフ・ロート『果てしなき逃走』、深沢七郎『みちのくの人形たち』、後藤明生『嘘のような日常』、『夢酔独言』、ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙 他十篇』を…

昨日北里義之『サウンド・アナトミア』を読み終えた。で、今は、オコナー『賢い血』を読んでいる。おもしろくて、映画のようで(出来事と人物の動作の処理)、エピソードも笑える。世田谷美術館で「アウトサイダー・アートの作家」「大地の歌を描く人々〜ベ…

フラナリー・オコナー『賢い血』を買って読み始めた。主人公のふるまいのぎこちなさや過剰さ、は、それ自体を含む周囲を異化させる?言動がいちいちおもしろい。 狸穴。なのに、狐だった。 石の配置がランダムすぎる。まるで何かの術式。たとえば、この石畳…

『流星の絆』第2話を見た。中島美嘉は、ジョージさんの嫁かと思ったら、違うんだ。「朝からこんな重ったるいもん食えるかっ!!」という要潤的罵倒は、映画のジャガーさんの「お前ら全員死ねっ!!」を少し思いだした。あそこが一番よかった。静奈の「地味」…

『よんでますよ、アザゼルさん。』2巻を買って読んだ。連載をちらちら読んでるとまとまってないように思える話が、短くきちっとまとまってる(多分3話で1つ)。キャラもめちゃくちゃ立ってるし、良い人間一人もいないのもすげぇ。一歩間違ったらバトルものに…

NTTインターコミュニケーション・センターの「拡張された感覚|日韓メディア・アートの現在」を先日見たので、それについて書いてみようとするが、難しい。「拡張」という言葉から考えまとめることは可能な気もするが。 そこにいることができるもの、一体と…

「Nobuyoshi Araki: KOSHOKU PAINTING」をRAT HOLE GALLERYで見た。たとえばこれらの作品から、下の(とはっきりいうことができる)写真がなくなり、上におかれている色だけになったら多分成り立たず、まず写真があって、それから出発した色なんじゃないかと思…

『高橋悠治 コレクション1970年代』を読み終えた。方法、戦略、大衆との共有、非分断、新しい歌と詩、敵のものを自分たちの武器につくりかえる、失敗から学ぶ、生活の重要性・生活から切り離されてはだめ… 《かれは芸術表現の自由を追求する。その自由こそが…

トーキョーワンダーサイト本郷に行った。 日置智也『Internal Flower -continuity solids-』を見ながら、最小単位について思う。この作品を構成する単位とは、と考えると、輪に網のようなものが張ってあるものなのか、それがもう1つの同じものと球体を共有す…

ヴァンサン・フルニエ展を丸の内ギャラリーで見た。 ただの、風景が写っただけの、例えば絵葉書と同じような、景色が観光地化されているとと思ってしまった、山頂にあるマナウケア天文台と、その下に広がる雲、の写真と、ユタ州ハンクスヴィルの火星砂漠研究…

『高橋悠治 コレクション1970年代』を読んでいる。 《……きみの力づよい手は、音楽と世界をきりはなした。音楽はもう世界に奉仕していないよ。宮廷や教会から音楽をとりあげて、独立した世界にしたてる。(…)具体的な場所で、楽器をもった人間とそれをきくひと…

ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論』を読み始めた。美的感情としての優雅さの感じ方がおもしろい。現在が未来を内包しているため優雅に思う。曲線の行き方。『ホーソーン短篇小説集』を買って読み始めた。仮にこれが短篇小説として名作と…

ミシェル・ゴンドリー『僕らのミライへ逆回転』を渋谷で見た。モス・デフとジャック・ブラックのぼんくらぶりが最高。モス・デフの童貞っぷり(シャツインや(靴かっこいい…VANS?)、ムスターシュを確かめるくだり!半分いらっとする細かいディテール…)、話聞…

とりあえず、これからは、ローソンを全面支持したいと思う。ブッツァーティを読み始める。面白い。神であったり聖人であったりと言った存在の、人知の及ばなさが、もやもやとした不必要な神秘性などなく、明確な輪郭をもって描かれている。ギリシャ神話の神…

「中野正貴 東京」をエプサイトで見た。 ビルには窓がたくさんついていて、水面も物を映しつつ同時に透けてもいるから窓の機能を持つ。と考えるならば、窓だらけの写真展であると言える。網戸やサッシ(同じものか?)があり、ガラスが強化ガラスなら網目がつ…

「behind the seen アート創作の舞台裏」を東京大学駒場博物館で見た。おもしろい。もう1回きちんと見る。 とりあえず一番おもしろかったのは、篠原猛史の制作過程でのスケッチや、ドローイング制作の映像だった。どちらも、具体性、現在性、作品制作とじか…

前のものがあまりにひどい状態だったので、臨時的なものとして財布を買った。下北沢駅の改札口になぜか警備員がいた。淡島通りの電器屋の前で、テレビで流れている再放送の「花ざかりの君たちへ」(へ?に?)をガン見している3人の女子高生がいた。ナンバーガ…

トマス・ピンチョン『スローラーナー』を読み進める。フジテレビで「トリハダ4」を見た。これは、心霊系ではなく、狂人系の実話怪談風ホラーなのでおもしろい。平山夢明の超怖い話とかの感じ。 晴天の中で、部屋で悲惨なビデオを見る、という状況が、暗闇に…

ジョイス『ダブリンの市民』を読み終える。「死者たち」は美しい。室内にいて、ふと外の情景を頭の中に思い描こうとする時のリアリティ、内から外へと思考がつながっていく感じというのか、そんなのが表現されていた。あとホテルの部屋での、街灯の明かりが…

ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』を読んでいて、巻末に解題があり、そこで、短篇1つ1つの解釈がされているんだけど、それがたまに、あまりに細かくてちょっと深読みぎみなものだったり、悪意があったり(物語内容をネガティブにとらえている)して笑っ…

『日本フリージャズ史』を読み終えた。 ・p47ジャズのニュー・クリティシズムとして、「情況との関連の中にジャズの表現論と本質論を見出だそうとする試み」があったらしいが…でも… ・p53富樫雅彦のクインテットにおける演奏。《彼の想念は音に乗って澄明な…

『津波+カフナ』の、リッチー・バイラークのピアノソロの「カフナ」が流れ始めて、最初はピアノおもしろくないと思っていたんだけど聴いているうちに、ピアノの音が、グランドピアノの鍵盤を押した時の、軽く、ほんのちょっとのこちらへのはねかえりを伴う…

スティーブン・キング『骸骨乗組員』を読み終えた。『ミスト』の、面白いと思った部分は、すでにけっこう「霧」に描かれていてびっくりした(地元の人間の独特な性質とか(特に発電機のシーン)、車でスーパーの横をゆっくり走っていくとことか、ラストにつ…

ハウルが、荒地の魔女の魔法によりテーブルに刻まれた刻印=メッセージを消す時の、とらえにくい邪悪な表情、ソフィーが、新しく作られた、かつての自分のそれに似た部屋に入ったときの、過去と今、そのどちらが捨てたくてどちらが大事なのかわからないまま…

トーキョーワンダーサイト渋谷で「都市のディオラマ BETWEEN SITE & SPACE」を見た。 エキソニモのインスタレーション「DEF-RAG」は、鉄の部品を組み合わせて作った山に、画面やら音の出るパーツやら頭頂部に時計やらがついていて、音楽、というか、音、と…

渋谷で『アイアンマン』を見た。グウィネス・パルトロウの微妙な感じ、いわゆるはにかみ的なのが魅力的だった。とか言ってしまってはだめなのか…あれはいわゆる、定型な演技なのかも、と思ったりする。しかしロバート・ダウニー・Jrはやばい。目が…目力があ…