とりあえず、これからは、ローソンを全面支持したいと思う。

ブッツァーティを読み始める。面白い。神であったり聖人であったりと言った存在の、人知の及ばなさが、もやもやとした不必要な神秘性などなく、明確な輪郭をもって描かれている。ギリシャ神話の神々の話のような、俗っぽさと神聖さの交じり合った感じ。薄気味悪いキングのような後味の作品(「小さな暴君」)や、昔話のような作品(「コロンブレ」)などがあり、そのどれもが多層性がなくわかりやすい。カフカのような不条理も見え隠れする(「七階」)。