2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

面白かった本2021

伊藤亜紗『どもる体』『記憶する体』『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』 前田拓也『介助現場の社会学 身体障害者の自立生活と介助者のリアリティ』 https://www.seikatsushoin.com/bk/045%2520kaijogenba.html鈴木透『食の実験場アメリカ ファーストフード帝国…

煙草

自分を嫌煙家とは思っていない理由として、たばこ自体をどこでも吸えなくなればいい、とは思ってない、というのがある。 ただ、例えば、道ですれ違いざまにたばこの煙を浴びたりする時、反射的に怒りがわいている。誰かが言ってるのを見たことがないけど、マ…

芸能人

ミーハーなのとめざといのがあって、芸能人を街で見ることが多い。ただあまり覚えていることができない。でも忘れられない部類のエピソードもある。 たとえば、20年くらい前の表参道で、『ラブストーリー』撮影中のトヨエツと戸田菜穂を見て、前者のデカさ(…

「語りの複数性」(東京都渋谷公園通りギャラリー)

展覧会のタイトルを挙げてはいるものの、他の作品も良かったんだけど(山本高之『悪夢の続き』とか)、ここでは、百瀬文『聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと』について書く。スリリングすぎる作品だった。 耳の聞こえない男性との会話である、という…

劇団ひとり『浅草キッド』

風間杜夫が出演するシーンにカンディンスキーがあるのは一体誰のアイデアなんだろうか。それとも史実の通り?なんだろうか。もしかしたら、「北野武監督」の発案かもしれない。いかにも言いそうじゃないですか。…単なる妄想ですけど。 まぁ、それは置いてお…

フレデリック・ワイズマン『ボストン市庁舎』

たとえば"respect"、それから"immigrant"、そして"community"。 英語を使えない人間として、この約4時間半の映画を見ていくと、次第に特定の単語群が自分の中に残っていくのを感じる(おそらく多用されているということなんだろうけど)。これらの言葉、その…