美術

『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画─セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』(アーティゾン美術館)

ともかくまず、マティスのやばい絵(『コリウール』)を見て、もの(ここの場合はまず他の展示作品のことだけど、ほんとうはそれだけではない)の見え方を変えられてしまうような、目が改造される感じがすごかった。 離れたところから絵に近づいていくと、あ…

「語りの複数性」(東京都渋谷公園通りギャラリー)

展覧会のタイトルを挙げてはいるものの、他の作品も良かったんだけど(山本高之『悪夢の続き』とか)、ここでは、百瀬文『聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと』について書く。スリリングすぎる作品だった。 耳の聞こえない男性との会話である、という…

「和田誠展」(東京オペラシティ アートギャラリー)

和田誠自体が好きな人は当然行くとして、コマーシャルグラフィックが好き、装丁が好き、映画が好き、ミーハーでテレビ好き、…にどれか一つでも当てはまる人は見に行ったら脳の神経細胞がバチバチに繋がりまくる快感が味わえる。と同時にむちゃくちゃな仕事量…

「平野甲賀と」(BOOK AND SUNS)

はてなブログのアプリがあるのを知ったので、使ってみようと思い、書いてみた。 ギンザグラフイックギャラリーでやった晶文社の装丁の展示のボリュームがすごかったので、それを思い出しながら見た。書き文字自体もかっこいいしかわいいんだけど、その配置と…