2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

何かが始める時の高揚感や倦怠感や緊張感や不安感。樫村愛子『ネオリベラリズムの精神分析 なぜ伝統や文化が求められるのか』を買って読み始める。

金井美恵子『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』を読み終えた。 なんというか、図らずも、なのかもしれないけど、後半の方で、労働問題、というか、(またしても)(新)自由主義について触れることになっていた。 いやそもそも、何もしたくなくて…

新宮一成『ラカンの精神分析』を読み終えた。 誰かや自分の存在の仕方や、誰かとの関係に、必然性を見いだすこと(それは「愛」だ)、は、我々には不可能であり、つまり言語の外にあるもの、語ることの出来ないものである、それゆえに、その、必然性を担うも…

新宮一成『ラカンの精神分析』を読んでいる。

池波正太郎『散歩のとき何か食べたくなって』を読み終えた。おもしろかった。

中村義洋『ジェネラル・ルージュの凱旋』を渋谷で見た。ネオリベとの戦い?(うがちすぎか) 顔の強いアップ(二人会話の時も)、エキストラみたいな人とのと俳優との会話の緊張感の違い、観葉植物とか構造物ごしにカメラが動きながらの会話、高嶋弟のL(の時)的…

『カフカ寓話集』と池波正太郎『散歩のとき何か食べたくなって』を買った。

ベンヤミン『ボードレール 他五篇』を読み始める。「フランツ・カフカ」。カフカの小説は身振りによって進められる。

柴崎友香『星のしるし』を読み終えた。 ファミリーレストラン周辺で起こる(ベランダの男女、隣の席の占い)、そしてスターバックスで起こる(カネのうけわたし、マルチっぽい話)、わけのわからない出来事、ヒーリングや占い、UFOなんかのわけのわからなさ…

笙野頼子『だいにっほん、おんたこめいわく史』を読み終えた。こないだ読んだ『増補 ネオリベ現代生活批判序説』と問題が深く結び付いていたんでその分さらにおもしろく感じた。あと笙野頼子は読みやすいんだと思う。 後書きではよりはっきりわかりやすく書…

笙野頼子『だいにっほん、おんたこめいわく史』と柴崎友香『星のしるし』と『千原ジュニアの題と解 O型編』を買った。

『増補 ネオリベ現代生活批判序説』を読み終えた。 エリートのための高等教育、大学が市場と深く結び付く、日本の大学では宗教(国家教育)と経済が奇妙な野合をしている。《デリダが言っていることですが、キャピタリストの「キャップ」(cap)というのは、キャ…

イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド(下)』を読み終えた。語り手が、過去のある時点から語りだし、再び(まさに「ブライズヘッドふたたび」)語り手のいる現在時へと戻ってくる。読み始めとは異なる印象を語り手に抱くことができ、再読へと誘われる…とい…

イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド(上)』を読み終えた。シニカルさ。あと喩えが独特。人が入ってくる時が急。で、(下)を買ってきて読み始めた。あと『フラナリー・オコナー全短篇 上』を買った。

『増補 ネオリベ現代生活批判序説』を読んでいる。 イタリアのアウトノミア運動について。 《(…)社会には敵対がここかしこに散布されています。生きているかぎり、敵対性をもって「敵」として自分の生を阻むものが立ち現れてくるはずですから、またそうであ…

『増補 ネオリベ現代生活批判序説』を読んでいる。アメリカがカトリーナを利用したように(その前からやってんだろうけど)日本も災害や犯罪を恐怖心を煽りネオリベ化を進めるために利用したっぽい。

白石嘉治・大野英士編『増補 ネオリベ現代生活批判序説』を読み始める。問題意識は『抵抗の場へ』と同じ。あらゆるものの自由市場化、資本主義化。残るのは司法、軍事、警察。そして必然的にそこらの力が高まっていく。

トニー・スコット『トゥルー・ロマンス』をDVDで見た。タランティーノな感じが登場人物の設定や長めのゆるゆるなコールガールの店での会話や拷問シーンの描かれ方から伝わってくる。映画愛なとこも。ほとんどタランティーノ。2人で、屋上に出てネオンの光を…

クリント・イーストウッド『ミスティック・リバー』をDVDで見た。ほぼ必ず喋っている人が映る。画面が一つ一つ完成されている。暗闇が異様だった。室内で明かりが全然なくて表情だけが浮かび上がる(それすらもあいまいなシーンもあったけど)。子どもの頃のデ…

川本三郎『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』を読んだ。おもしろかった。逮捕されるにあたって四方から追い詰められて弱くなっていくのはそんなもんかなと思う。これを映画にするにはどこからスタートするか。逮捕前の局長と泊まったホテルからか。そ…