2023年によく聴いた音楽

ベストアルバム云々みたいなタイトルがしんどくなったのでやめた。シンプルに。

アルバムは、聴いたら良さがわかるR&B、みたいなのが多くて、そういうものに関しては、輪にかけてあまり言うことがない。順位はつけてないけどしいて上位のものを選ぶなら、Sampha、トラヴィス、JPEGMAFIA & Danny Brown、5lack、ジャネールかな。

Sampha『Lahai』
吃り、澱み、突っかかる音、リズムの上を浮遊する、わたしの身体に近しく響くこもった歌声。

JPEGMAFIA & Danny Brown『SCARING THE HOES』
ひたすらのちうちまわり、暴れ回る。アバンギャルドでフリーキー。サンプリングのセンスしかり、時空が歪みきってる。しかしなんつータイトルなんだ。

5lack『Try & Error』
クセが強く、最早こぶしが効いてると言えるくらいの歌心を感じるラップ、ニヤニヤしてしまう。こういうイルさを求めてヒップホップを聴いている。トラックもトバしてる。リリックのささやかで絶妙なボースティングも、2023年のスラック(わたしの一個下)を思って、グッときてしまった。『My Space』 『Whalabout?』(共に2009年)から14年…わたしの14年…。

JJJ『MATTUB』
激クールで男前すぎる。

野口文『botto』
なにがなんだかわからないままに見つけ、聴いたアルバム。今でもなんだかよくわかってない。誰なんだ。良いです。ばらばらな曲、バラバラなラップ。

KIRINJI『Steppin' Out』
日本で一番アクチュアルでポリティカルな音楽をやってる人(たち)かもしれない。「説得」「ほのめかし」の恐ろしさ(その2曲を並べるセンス!)。それでいてすさまじくポップ。

NORIKIYO『犯行声明』
今年一番聴いたラップかも。全曲ひたすら同じことを言っている。同じことを繰り返し、言い方を変えてひたすら言い続けるのがヒップホップなのか?言い換えて駄目押し。わかるまで何度でも言う。無論わかることのない相手なので言うことは無くならない。

Janelle Monáe『The Age of Pleasure』
現代の(あえて使いますが)ブラックミュージック として全く隙がない。俳優もやって音楽もこれなのすごいな(バカの感想)。

Black Milk『Everybody Good?』
ひたすらにスムースでムーディ。

cero『e o』
オリジナルすぎ、似たような音楽やってる人たちがいなすぎる。複数のジャンル同士の境界を跨いで、そのどれにも、どこにも居座らず動き続けてる。インスト版もよかったです。

崎山蒼志『i 触れる SAD UFO』
崎山くん、いや崎山さんなりのR&B、ソウル、ダンスミュージックなので最高。これまであまりハマれなかったけどこれはよかった。サンプルなのかわからんけど、わけわからん音がたくさん使われてて良い。

NCT DOJAEJUNG『Perfume - The 1st Mini Album』
このくらい(?)がいいんです。良いビートに次ぐ良いビート。やっぱり韓国語の響きはビート感強い。ひたすらアゲてくれた。

SAW『AZMATIC』
最初に聴いた瞬間うれしくて笑ってしまった。わたしの大好きな2000年代のスモーキーで不穏なラップミュージックをちゃんと今やるの好きすぎる。

billy woods & Kenny Segal『Maps』
なんか、キモかっこいい。変なトラックに変なラップ。

Kwaku Asante『Inside Out』
アルバムも出てたんだけど、こっちをよく聴いた。ソウルフルで良い。

TOMOO『TWO MOON』
いわゆるファースト特有の、全曲はずれなしのアルバム。TOMOOさんの歌声はシリアスで似てる人がいないオンリーワンな感じがする。

bringlife『Bringlife the movie vol.1〜Return to Ofuna〜』
泣けてくるマジの今の日本のリアルがある。駿サンプリングとかやばいねぇ。

田我流『OLD ROOKIE EP.1』
田さんのリリックは自分にとってかなり共感でき、ともかくめちゃくちゃかっこいい。それでいて少し情けなくもあり、逞しくもある…。

Travis Scott『UTOPIA』
1曲目が流れた途端きたきた!とテンション爆アガり。わたしは、現代のUSヒップホップにはこういう奇天烈さを求めています。

reina『You Were Wrong』
なつかしさを覚えます。

Kassa Overall『ANIMALS』
よくわかってないが、1曲の中の展開、使われてる音がコロコロ変わっていくこのむちゃくちゃさに飽きることなくずっと聴いてられる。

左右『Songs for ASU NO AH』
サブスク解禁が今年だったので自分にとっては今年の新譜ということで。なんだかんだで通年聴いていた。当たり前だけどシャッフルでこのアルバムの曲が流れるたびハッとする。歌詞が"今"すぎる。

ANARCHY『My Mind』
一番好きなラッパー(のひとり)。何かとんでもないことが起こってるが、それをはっきりとわからせない、不穏さを匂わせるリリック、というのもヒップホップの文化において大切なものだというのをあらためてわからせてくれる。こういうアタック感?が強いトラックでラップしてくれるのがいい。

Walker『Good Man』
しかしこのアーティスト名、適当すぎない!?めっちゃ検索しづらいな。いや、それを目的としてるなら申し訳ないけど。
と、いうことは曲とは関係なく。ベニー・シングスみたいですね、とか言うと元も子もない。でもそんな感じ。ベニー・シングスが好きな人は聴いたらいいと思う。ブルーアイドソウルってことなのかね?なんかよくわかりません。

Nas『Magic 3』
最初に聴いた時あまり引っかからず流してしまったけど後から聴いたらやっぱりよかった。毎年選んでますね。これは最早ただのファンだな。「Japanese Soul Bar」ってタイトルかっこよすぎ。

Bruno Major『Columbo』
なんだか泣けますねぇ。

JIHYO『ZONE』
今年一番繰り返し聴いたK-POP

イハラカンタロウ『Portray』
こういうリッチなポップスが聴ける幸せ。

dawgss『INORI』
センスいい!

松下洸平『R&ME』
聴いた瞬間あまりに良くてたまげたねぇ。クオリティの高い、自分なり(まさに「&ME」!)のジャパニーズR&B、ソウルを実現するプロデュース力高すぎる。

Campanella『Mi Yama』
ビシビシキマりまくるラップと浮遊感がありつつソリッドなトラック、かっこよすぎ。

シングルでいうとこんな感じです。こうして並べたらヒゲダンと藤井風くんばっかりだ。あとアニソン。でも多分一番聴いたのは「風を切って」。

Reol「切っ先」

Awich, NENE, LANA, MaRI, AI & YURIYAN RETRIEVER「Bad Bitch 美学 Remix」

野呂佳代「肩にインコ」

宇田川別館バンド「つつみ込むように・・・feat.木村イオリ」

KID FRESINO「that place is burning feat. ハナレグミ

tofubeats「自由」

Official髭男dism「TATTOO

YOASOBI「アイドル」

NORIKIYO & 田我流「風を切って」

Official髭男dism「ホワイトノイズ」

Kawaguchi Yurina×ガンバレルーヤ「Cheeky Cheeky」

森 & Shinichi Osawa「YAZAWA

Ayumu Imazu「HONEYCOMB」

松本美定「光線」

藤井風「Workin' Hard」

TOMORROW X TOGETHER, Jonas Brothers「Do It Like That」

三浦大知「能動」

タニタツヤ「青のすみか」

Midnight Grand Orchestra「夜を待つよ」

音田雅則「fake face dance music」

Official髭男dism「日常」

SEKAI NO OWARI「最高到達点」

サザンオールスターズ「Relay〜杜の詩」

三宅健「Ready To Dance」

前園ケイジ「SO SO」

Ado「クラクラ」

Creepy Nutsビリケン

岬なこ「スイートサイン」

藤井風「花」

Official髭男dism「SOULSOUP」

OZROSAURUS「Players' Player feat. KREVA

梅田サイファー「アマタノオロチ」

のん「Beautiful Stars」

若手芸人HIPHOP同好会「アピールタイム」

最後はこのアルバムを載せて終わります。