2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

サミュエル・フラー『映画は戦場だ!』読み終える。 ジョン・フォードについてフラーが語ることに感動する…いやフォードだけじゃないんだけども。 アナーキストで、あらゆる体制的なもの(戦争、権力…)に背を向け、独りでいること。それゆえ、しょっちゅう配…

サミュエル・フラー『映画は戦場だ!』読む。圧倒的に簡潔なモラルを持つ。戦争について、死刑について、復讐について、反対する。簡潔な行動が支配する…考えず、極端な指針を自らの中に持ち行動する人物…ドゥルーズのいうハリウッド的登場人物。

『ジャン・ルノワール自伝』読み終えた。 とても優秀なエピソード収集家としてのルノワール。 《女主人に向って私は、まだ見せてもらえなかった部屋が一つあるがと尋ねた。その部屋の扉は固く閉じられたままになっていた。私が不思議に思ったのは間違いでは…

ジェームズ・マンゴールド『3時10分、決断のとき』を新宿で見た。「○○行ったことあるか?」と遠い土地の話をしてみたり、「グリーンの瞳」を押してみたり、聖書の一節をつぶやいてみたり、しまいにゃあの犬みたいな濡れた目でしっとりと見つめてみたりという…

井上陽水の番組を見た。一青窈、平原綾香、スガシカオ、コブクロ、持田香織、っていう…なんなんだろ…。リリー・フランキーと井上陽水あんまかみ合ってない。なんか多分、かみ合ってなくて全然いいんだろうけど。 上の3、4人っていうのは…ユーミンとか山下達…

『ジャン・ルノワール自伝』読む。読み進めたくて仕方がなくなる。深沢七郎『人間滅亡の唄』ちょっと読み始める。屁をひるように…。鳥居みゆきは冴えてるなぁ。あと「村上龍の疑問」っていうスーパーというかテロップ見るともやっとする。

『キプリング短篇集』読み終えた。「損なわれた青春」もそうだったけど、やはり、手間暇や権力や技術によって構築されたものがあって、それに対して、何やら子供じみていたり(いたずら的というか)、幻想的であったり、非現実的であったりするものが存在し、…

久保ミツロウ『モテキ』2巻(ますます所々、特に心象表現とかが、いわく言いがたい感じになってる…土井亜紀とか)、東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』11巻(もうどうにでもなれ、猿渡さん…誰に何をさせたいのか、わかるんだけど、いやそっちいくとますま…

『キプリング短篇集』読む。軍隊、寄宿学校、橋、植民地、商船や軍艦、といったものと、物語、夢、辺境地。両者の対立もしくは、後者による前者の侵食。

『キプリング短篇集』読む。これらの短篇の共通点は、男性原理による構造物(権威といった形のないものも含む)が崩れさってしまうことを描いている、と一瞬思ったが、そうではなくて、なんというか、崩れてしまうように見えて、関係ないところに連れて行かれ…

『キプリング短篇集』読んだり(奇妙な出来事が多層的に語られる圧倒的なおもしろさ)、ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』読んだり(表面に生産を登録するがゆえに一見生産であるように見られるが実は反発するものであり、そうした矛盾を同時に抱えて…

菊地成孔・大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編』読み終えた。

ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』読む。機械、生産、接続しつつ切断する、そして生産を拒む器官なき身体。 アニメは、全部見ると、いいもん見た的感覚に必ずとらわれる、のか。全部肯定したくなるというか。 『かみちゅ!』『ノエイン』『神霊狩…

ジル・ドゥルーズ フェリックス・ガタリ『アンチ・オイディプス』と宇野浩二『思い川 枯木のある風景 蔵の中』買った。ついに『アンチ・オイディプス』が…。今年中に読もう。 宇野浩二「思い川」をちょっと読み出す。

『東のエデン』見た。とりあえず、解明されない謎が気になるので劇場版は見に行くと思う…。 しかし、咲にやたらと語らせるなぁと思ったら、そっち方面の主張がメインテーマになっていっていた。まぁニートとか出してる時点でそうなのかもしれないが。持てる…

いしいひさいち『バイトくん⑨滞納するは我にあり』とドゥルーズ『ニーチェと哲学』買う。 サミュエル・フラー『映画は戦場だ!』読む。なんといっていいかわからないけど、…読み進む手が止まらない。キャパが撮った船上のフラーやヒッチコックとの会話、戦場…

サミュエル・フラー『映画は戦場だ!』買って読み始める。おもしろい。

菊地成孔・大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編』と『キーワード編』買って『歴史編』読み始める。わかりやすくておもしろいっつーかんじですが……。

ロブ=グリエ『快楽の館』読み終えた。最後の方の「どちらでもよい」にはしびれるなー。確かにどっちでも、誰でも、何が起こっててもいいんだ、小説は。特定なんかしたくないのにしなきゃいけない小説もあるが、ロブ=グリエはちゃんと、選択できるように(そ…

石川忠司『極太!!思想家列伝』読み終えた。空っぽな、空洞であるもの(人間でなくともよい)であり続けること。言語=論理にひっぱられない。

石川忠司『極太!!思想家列伝』読む。井伏鱒二について書いていて、それは、井伏鱒二読みてぇと思わせる面白さなんだけど、そこで書かれてる事は深沢七郎なんじゃないかと思ってしまった。井伏を語りながら深沢の魅力を語って(しまって?)いる、というか。…

『キプリング短篇集』大岡昇平『成城だより(上)』石川忠司『極太!!思想家列伝』買って『極太!!思想家列伝』読み始める。観念=言葉の外にあるリアル=現実で実践してく、かー。そのリアルすらその昔人間によって当てはめられた観念=言葉でしかない、っ…

東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン』読む。なるほど、いくつもの自らの幽霊=可能性と不可能性のファントム、を引き寄せ生み出してしまうのがキャラクターなのか…。しかしそれは、キャラクターじゃなくてもよいような気もする。幽霊…