キプリング短篇集』読み終えた。「損なわれた青春」もそうだったけど、やはり、手間暇や権力や技術によって構築されたものがあって、それに対して、何やら子供じみていたり(いたずら的というか)、幻想的であったり、非現実的であったりするものが存在し、それらが混ざりあったり、一方がもう一方を侵食したりする。そこには、残酷さ・冷酷さが生まれそうした出来事が発生したりもする。で、『ジャン・ルノワール自伝』読み始める。子供の頃の、父母、友人、お手伝いさんの記憶、あっけなく描かれる突然の死(自動車事故…「牝犬」とか)。