2010-01-01から1年間の記事一覧

最低の体調。咳が…/2010年、ってことで考えると(こんなこと考えたことないけど)、『ヒーローショー』がどうしても出てくる。あんまり新作見れてないが…全編にわたって強く肯定したいと思う作品はやっぱりこれだった/『NINE』も記憶に残っている(サントラ含…

ナボコフ『賜物』読む。 《いや、なぜかぼくもやっぱりこのすべてを覚えているような気がするのだが、ひょっとしたら後で何度も何度もこの話を聞かされたからだろうか。》(p167) はっとさせる何か、記憶の中に強く刻印を残すような力を持つ出来事を、(時に自…

『深沢七郎コレクション 転』読み終えた。深沢七郎の小説やエッセイには、テンポとかリズムみたいなものが存在して、その中でくるくると言葉の表現や考え方が、前のものを常に裏切るような形で登場してくる。 「マンボやロカビリーやウエスタンのような小説…

THE RICECOOKERS『NAMInoYUKUSAKI〜TV SPECial COLLECTION』と『ECDPOPO』買った。ECDのささやきラップ。THE RICECOOKERSは、打ち込みっぽいのがかっこいい/『深沢七郎コレクション 転』読む。全然違う尺度を持ち込むこと。その場その場で常に論理的である…

BUMP OF CHICKEN『COSMONAUT』買って聴く。一曲目から泣きそうになる。なんだろ…個人的記憶の問題なのかもしれないけど、最もエモいバンドだと思える/中原昌也の自伝…早く読みたい/『深沢七郎コレクション 転』ちょいちょい読む。「風流夢譚」事件あたりの…

つばな『第七女子会彷徨』3巻買って読み終えた。この手の内容は、アイデア勝負になりがちなんだけど…それじゃあ本来はだめなんだろう。かえって進めば進むほど枯渇した感が漂ってしまうし。難しい。そうならない石黒正数はすごい。…というか話は実は単純で、…

『深沢七郎コレクション 転』と長尾謙一郎『バンさんと彦一』買った。で後者は読み終えた/当然おもしろい。狂った間と、日本の過去の文化への参照(そういう意味では、『おしゃれ手帖』も『ギャラクシー銀座』も過去を歪ませて取り込んでいると言える。ある…

『深沢七郎コレクション 流』読み終えた。 《「あれだ」と、彼女を見つけた途端、さーっと、ドンチョーは悪寒がしてきた。なぜだかしらない。そこに現れているのはドンチョーがすべてを知っている女体なのだ。その女体が目の前に、しかも、多勢の男たちの前…

『ミュンヘン』について。 この作品で「家」や「祖国」、「家族」、「帰る場所」、「属する組織」、「民族」、といった幾つかの意味を重ね合わせた言葉として登場する“Home”は、しかし、そのどれも不安定になる・徐々になっていってしまう人物たちによって使…

そういやニコニコに黒沢清の『花子さん』があったので久しぶりに見た。ほんと、胸くそ悪くなるストーリーとキャラクター。馬渕英里何のどん引きした真顔とか、ベストのタイミングすぎていらっとくる。加瀬亮の意味不明の悪意とかもはやトラウマ。『LOFT』の…

Kanye West『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』買った。 うすた京介『ピューと吹く!ジャガー』20巻(感慨深いが…「ポー」おもしれぇな。アクションがやばすぎる)と石黒正数『それでも町は廻っている』8巻(異常な完成度。凡百のこの手の漫画の上をいっ…

『SPEC』いよいよ中二な展開になってきた/復帰の感じは久しぶりにめちゃイケっぽかった/神聖かまってちゃん、想像してたのと違ってた。全然プリミティブじゃねえ/ヱヴァ破を見たんですが、序はまだ見てないんですけど、…いやおもしろいんだけど完全なる別…

Kimonos『Kimonos』ようやく買って聴く。 石黒正数『ポジティブ先生』買って読んだ。ここまで追いかけてくと、さすがに傾向がわかってくる。ある既存の枠としての物語をひねってつかうのがうまい。

タクシーの中で久しぶりに「爆笑問題カーボーイ」聴いた。ジングル変わらなすぎ/カニエの新譜にマイケルの未発表曲ってめちゃくちゃ楽しみだ/まさかの向井秀徳『厚岸のおかず』買って読み終えた。なげやりな狂気が行ききっている小説。例えば長尾謙一郎、…

久ぶりにイースタンユース聴いた。こんな感じだったっけ…まるで初めてのように聴ける。めちゃくちゃポップでやさしい好みの曲だ、と今更思う。 ロン・ハワード『フロスト×ニクソン』DVDで見た。 これ見て思うことは、フロストがどうのこうのというよりも、ニ…

ノーラ・エフロン『ジュリー&ジュリア』DVDで見た。 メリル・ストリープ、(自分が)見ないうちにこんなんなってたんだねぇ。思い返してみると、『プラダを着た悪魔』の時もそうだったかもと思うんだけど、もはや演技派とかそういうくくりではとらえられない…

『現代霊性論』読む。受け入れるためには、常に驚いていること。

バルガス・リョサ『緑の家』ちょっと読む。今更ながら時系列が乱れてるのに気づいた…。

松江哲明『質疑応答のプロになる! 映画に参加するために』買って読み終えた。とりあえず、黒沢清のVシネは見なきゃと思った…。あとは、編集について。

デヴィッド・クローネンバーグ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』DVDで見た。 改めて考えてみたこと。 暴力が、なんというか、素早くない。鈍重とまではいかないまでも、それに近い感じすらする時がある。息子の金的が、もたっ、としているのはまだしも、最…

冨樫義博『レベルE』上下巻買って読んだ。ひさしぶり。しかしこの人は、ほんと好きなものがはっきりしている。それがなんなのかは具体的には言えないけど、「騙し合い」と「ルール」、というようなものなんじゃないか。にしても『小島信夫批評集成』やばすぎ…

おおひなたごう『空飛べ!プッチ 完全版』(ドラマが脱線(脱臼?)していく…キャラはかわいらしくなってる)、山内泰延『男子高校生の日常』3巻(発展させそうでしない、)、深沢七郎『生きているのはひまつぶし』、浅田雅康『二年四組 交換日記 腐ったリンゴはく…

『黒沢清、21世紀の映画を語る』を買って読み終えた。 《カメラで撮る、つまりそれは脚本を書いているときに頭のなかで想像していた様々なドラマ、物語性、エモーションといったものが、見事に次々と全部剥ぎ取られていく行為なのです。(…)だから、一生懸命…

押井守の009でテンション上がった。 地獄のミサワ『カッコカワイイ宣言!』1巻買って読んだ。ギャグってこういう臨界点的作品が出やすい分野なのか…めちゃおもしろい。

大西巨人『地獄篇三部作』読み終えた。圧倒的な虚無感(してもしなくても、どちらでもよい。《『けれども、とまれかくまれ、とどのつまり、一切は、無意味であり、空虚であり、壊滅すべきである』(p155))に支配された男の小説。をなぜこの構造にしたんだろう…

ねごと『Hello!“Z”』 She & Him『Volume One』 石黒正数『木曜日のフルット』1巻 萩原健一・糸圭秀美『日本映画[監督・俳優]論 黒澤明、神代辰巳、そして多くの名監督・名優たちの素顔』 買った。あとはポケモン。『SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件…

Base Ball Bear『Detective Boys』『Cypress Girls』買った。あと久保保久『よんでますよ、アザゼルさん。』5巻買って読んだりしてた。あとはずっとポケモン。

なぜだかわからないけど、違和感があったことの、理由がわかった。その理由がわからないまま、その違和感について喋ろうとしたら、どんどん話が横滑りしていった。しかも悪い方に。しかしこの理由は、口に出せない。最近というかずっとこの、口に出せない・…

ハラルド・ズワルト『ベスト・キッド』見た。 影絵小屋での待ち合わせ、という時点で、なにか(いい意味で)きな臭いにおいはしていたけど、まさか、あそこまで行くとは…。光源に照らされるドレとメイのキス、そしてその後の、ヘッドライトに照らされる修行…

『うぬぼれ刑事』最終回見る。もううぬぼれ5のダンス&歌でおなかいっぱい。で、シナリオ本も買って読んだ。当然のことながら爆笑。 『定本コロコロ爆伝!! 1977-2009 「コロコロコミック」全史』も買って読んだ。敵はジャンプか。 菊地成孔・大谷能生『アフ…