久ぶりにイースタンユース聴いた。こんな感じだったっけ…まるで初めてのように聴ける。めちゃくちゃポップでやさしい好みの曲だ、と今更思う。


ロン・ハワードフロスト×ニクソン』DVDで見た。

これ見て思うことは、フロストがどうのこうのというよりも、ニクソンという人物のおかしさ、というか、いわく言い難さだ。電話の件のぞっとする結末なんかその最たるものだ。自分から、「そこ」に、落ちていこうとしているかのような行為。つまりこの映画は、まずニクソンに同情的に作られているのはまず間違いない。
そしてさらに付け加えるなら、この映画はテレビについての映画だ。それも、テレビの単純化とクローズアップについて。そのどちらも、テレビの暴力だ。ニクソンの重要な告白のシーン、ここで、一瞬の間に、マイケル・シーンと、フランク・ランジェラ、互いのクローズアップが交互に映し出されるのが(前者のあっけにとられた顔と、後者の呆けた、しかしある種の確信を持っているかのように見えてしまう顔)映画であるのなら、画面目いっぱいに、上下も切れた状態でニクソンの顔を表示し続けるのがテレビだ。それは、プロデューサーの、異常な喜びを誘発してしまう顔、クローズアップ。それはこの映画で表現されている、フロストの焦燥やニクソンの哀しみ・怒り、を表すことができないものだ。
最後までフロストは、ニクソンに翻弄され続けている。靴を「送ってしまった」のも、なんというか、うまいこと言おうとして結局しくってる、って感じだ。
サム・ロックウェルとか、オリヴァー・プラット、そして何よりケヴィン・ベーコン!、…俳優も素晴らしかった。
大谷能生×中野成樹「みずうみのかもめ 『長短調(または眺め身近め)』公式サウンドトラック」さんざ探して買えた。そして新譜のN.E.R.D.『NOTHING』(ジャケかっけー)も買った。