ノーラ・エフロン『ジュリー&ジュリア』DVDで見た。

メリル・ストリープ、(自分が)見ないうちにこんなんなってたんだねぇ。思い返してみると、『プラダを着た悪魔』の時もそうだったかもと思うんだけど、もはや演技派とかそういうくくりではとらえられない何かを発していた。狂気、という言葉が似合うかもしれない。
そりゃあ、エイミー・アダムスも、スタンリー・トゥッチ(この人好きだと改めて思った…なんだろうあの存在感は)もよかったし、『恋人たちの予感』『めぐり逢えたら』『ユー・ガット・メール』のノーラ・エフロンですから、当然時代を違えた二組のカップルの話になって、そして、そこにある種の交感(それは電話や手紙やメールではなく、一冊の本とブログによって)が生まれるのを描くのも当然なんだけど、なんか消化不良というか。やっぱり、通じてほしかった気持が通じてないんじゃない?(これは事実に基づいてるんだろうけど)っていう展開が、あんまだったからか。
ついに『千のプラトー』買っちゃったよ…。勢いでチェーホフ『ともしび・谷間 他七篇』と西炯子娚の一生』1〜3巻買った。後者読み終えた。うまいな、かなり。