ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』見ようとしたけれど間に合わなかったので、
フィリダ・ロイドマーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を見た。

なるほど、確かに、メリル・ストリープは、完全に別次元の演技だ。本人がどんな人が分からなくなる。
…としか言いようがないなぁ。あまりにテレビ的に作りすぎている気が。『クイーン』を思い出したりもするが、こちらでは、女王やブレアの人となりを現わす、公的でない描写が存在していたしなぁ。そういう意味では、夫のデニスの感じは良かったのだけれど。
うーん、もうちょっと考えれば、何か出てきそうな気もするが…。
というか、これは映画とは全然関係ないものとして、サッチャーネオリベっぷりに閉口してしまう、というのはある。フォークランド紛争のくだりも含めて、揶揄しているんじゃないかと思えるほど。少なくと、政治家として優れた人間とは描いていないような気もする。
で、ジェイソン・ライトマンヤング≒アダルト』も見た。

田舎の閉塞感、ロードサイドの「ケンタコハット」見て胸糞悪くなる感じ、ジョックスとプロムクイーンの不愉快さ、を描写しつつ、それとは関係ないところで(『サンシャイン・クリーニング』的な、プロム・クイーンの敗北と挫折ではなく)、人として上手く生きてゆけない姿を見せていく。元カレを誘惑するのも、完全に口実だというところがまた病んでいる。まぁその病む理由も、最後のパーティで明かされるわけだけれど(にしても、やっぱ招待するのはおかしかったり、元カレがあまりにメイビスの過去に無関心のようだったりするのは、やっぱり無自覚な悪意ということなんだろうか)。
とりあえず、敬意を表してKFC食べた。
























新宿と、品川、渋谷。
相変わらず保坂和志カフカ式練習帳』読んでる。断章のうち、カフカを原作とした、従軍している男の映像をその家族が見る話、が異様過ぎた。
MCA死んだって、すげぇ衝撃。