前のものがあまりにひどい状態だったので、臨時的なものとして財布を買った。下北沢駅の改札口になぜか警備員がいた。淡島通り電器屋の前で、テレビで流れている再放送の「花ざかりの君たちへ」(へ?に?)をガン見している3人の女子高生がいた。ナンバーガールの最後のライブアルバムを借りた。武満徹を聴いていると、不穏さを、音と音の間隙に感じる。駒場の古本屋で、ガルシア=マルケスの『族長の秋』が売っていて買おうか悩んでやめた。笙野頼子の『水晶内制度』も売っていた。コーヒー屋で無料のコーヒーをもらおうとする目の前で、コーヒーがなくなった。しかし今日はカレー以外ほとんど何も食べなかった。深夜の公園にやって来た黒の短パンに黒いTシャツの男が、木にぶら下がって懸垂を始めた。『ギッシング短篇集』を読んでみた。短篇小説的物語の雛型と言えるくらいシンプルな構造で読みやすく使える感じがした。今のところ、奇妙な人物譚というのはない。「治安判事と浮浪者」のラストなんてナボコフっぽい。「クリストファーソン」が楽しみ。暑かったり涼しかったり微妙な気候だけど、長袖であったほうがいいのは確か。