スティーブン・キング『骸骨乗組員』を読み終えた。『ミスト』の、面白いと思った部分は、すでにけっこう「霧」に描かれていてびっくりした(地元の人間の独特な性質とか(特に発電機のシーン)、車でスーパーの横をゆっくり走っていくとことか、ラストにつながる要素とか)。原作がすでに、映画の魅力を内包していたんだと思う。あとは、スーパーを奥の売り場から一望する描写がすばらしかった。
1枚の絵、というか1つの場面で、ストーリーもそれが伝えるもの(恐怖や不思議さ)もすべて描く。「死神」「ほら、虎がいる」はそんな短篇だ…後者の方がよりそうだが。強いイメージを伴っている。「カインの末裔」は『ハイスクール・パニック』の変奏という感じ。どちらが先かはわからないけど。

下北へと向かう道、正確には代沢を行くとかなり激しい高級住宅地だった。草厳寺?という寺があった。淡島幼稚園があるらしいんだけど、だからかもしれないけど門が閉じられていた。