■

淀川長治 蓮實重彦 山田宏一『映画千夜一夜（上）』とフローベール『紋切型辞典』と網野善彦『異形の王権』と網野善彦＋阿部謹也『[対談]中性の再発見 市・贈与・宴会』と黒沢清『映像のカリスマ【増補改訂版】』を買った。
笙野頼子『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』を読んでいる。やっぱり『ディスコ探偵水曜日』に似ている。時間や空間を越える能力を使って人々を天国的な世界へつれてくるところとか。顔の見えない、いつしか語り手と一体になってしまうような敵、悪意の塊のような男の存在、とか。でも名の連蛇たちは、死者すら（というか主に死者か）救おうとしている。
『映像のカリスマ』をちょっと読む。「シナリオ　私のフライシャー」がおもしろい。