廣瀬純『蜂起とともに愛がはじまる 思想／政治のための32章』と笙野頼子『小説神変理層夢経 猫未来託宣本 猫ダンジョン荒神』買って前者読み始める。くそおもしろいのでがんがん読んでしまった。ゴダールの言葉。《「映像をそれぞれ単体で把握するよう我々に教え込んだのは帝国主義である。ひとつの映像が単体でリアルだと教え込んだのだ。しかし実際には、ひとつの映像は、普通の良識が示す通り、想像的(イマジネール)ナものでしかあり得ない。(…)リアルなのは第一に君自身であり、(…)さらに言えば、君自身の様々に異なる複数の反映どうしのあいだに、すなわち、様々に異なる角度から君を写した複数の写真どうしのあいだに君が作り出す関係である。》(p97-98)
