ワールド・オブ・ライズ』、渋谷で。
(いい意味で)無駄に舞台となる国が変わりまくるのが、(なんとなく)一応まとまってるようになってるのはすごいと思う。
…なんも思いつかない…
ディカプリオが徹底的に口汚い。相手に悪意をむき出しにする顔と、この子好きってなる顔、は、他でやってる顔と同じ。
ラッセル・クロウは…なんだろ、おもしろかった。
あのゴミ山、が何度も登場するのは、気に入ってるからだろうか。ゴミ山の上から、下へ見下ろす形で、斜面に子供たちや、野犬、そして死体(もしくは生きてる人)が転がっている(しかも大体朝方もしくは夕方?)画はきれいだった。
イギリスのアパートが爆発するシーンは特撮のようだったけど、オランダは、CGっぽくって残念だった。
テロリストでっちあげ、はおもしろいのに、すぐ終りすぎ。
最後の、あのよく見る感じの、ビデオカメラで撮影された処刑のシーン(殺されてくれればよかったのに…いまどきあんな後味が軽く良いのはありなのか…でもここがよかったけど)の会話と、最後の二人の会話に、ものすごい主張をつめこみまくってた。もっとばらしてもよかったんじゃないか。
二人での会話のシーンは、とことん交互に顔を写し続けることで描いていた。アップの連続。向かい合おうことよりも、それこそ携帯使った会話や、その場でも、真正面からではなく、ちょっと互いに斜めを見ながらの会話、だったような気がする。
あの、拉致った人の顔に黒い頭巾をかぶせる、という様子のグロテスクさ。
携帯電話は小さい方がいい、と認識した。
もっと、ディカプリオに、私用の電話が来たほうがよかった。それでますます混乱すればよかったのに。
「中東が好きだといったら?」というのは、要するに、「アメリカが嫌いといったら?」ということなんだろうな。それが、価値(観)ということ。
カットが、お…とかいったらだめなんだろうな。リドリー・スコットだから?そこがいいんだし。…でも良く考えたら、そんな多くないような気がした。自分が、ついついワンカットを求めるからなんだろうけど。なんでもかんでも、ってわけじゃないだろうし。