ひまわりっ 健一レジェンド』9巻を買って読んだ。全編いらいらしっぱなし。アキコとケンイチはだめだと思う。副主任はさえまくり(でもとばしすぎ。エビちゃんがいないから?)。「エス アイ アール ユー ケー エー 知るか!!」《「けだるそうにすんな!!」「けだるいのが そんなに偉いんか」「大ぶりアクセで 大人の女の遊び心ってか!!」》
決断できないがゆえにトラブルを招いてしまうのか。まぁアキコは結局「と……ともだち……です」としか言えない(副主任の「うん アキコ お前もう死ね☆」はまさにそういうしかないって感じの言葉)し、ケンイチも「蟹江スペシャル」を結局恐れてしまうわけで(沖縄には無断で行って怒られたくせに)。そしてアキコは、駅で待っていてケンイチは向かってきたにも関わらずよりによって二つしかない出入り口が違ったためにすれ違うんだけど、節子はいとも簡単にケンイチと出会えてしまう、というのも、(でもキャラがいまいち定まってる感のない)節子の方が、主人公的というか、まんが的人物として正しいことの証明になってしまっていると思う。
少女まんが的セリフの配置とかコマ割りがよくあると思う(ケンイチが女の部屋で目を覚ます箇所、蟹江先輩とエビちゃんが会うシーン、アキコとケンイチの道路越しの再会というか目撃のシーン)。日常が、必要以上の間・時間を使って、そしてセリフが時間や空間を漂うような形で放たれていることによって、劇的にされてるというか。それがギャグっぽくもなっていて、その両義的な描き方が面白い。だから、ほんとに非日常の劇的シーン(ケンイチと寝たわよ、って言われるシーン)が、ギャグっぽくもなっている。異化…
アキコが、大分前から気になってたけど、他人の「おせっかい」を頼りにするのとか、ほんとどうかしてて(そういう人間が『きせかえユカちゃん』にいたら即座に消えていくはずだ)、ともかく、副主任のこの言葉で片付けるべきだと思った。《「健一のこととか なんかもう どうでもいい!」「わんぱくでもいい! 元気に育ってくれ 健一!!」「じゃ 仕事に 戻ります」》なので、まぁアキコとケンイチ以外で盛り上がってほしい。そしてアキコは「仕事」に戻ればいい。もしくは「てるとたいぞう」的に、健一3号を出すとか(健一(父)やタクマ、黒木、山崎さん、マスター、パイ銀のやつ(名前忘れた)がほとんど出てこなくなって、東京に来てケンイチもいなくなると、男性キャラが少なくなってしまうから)。もうそいつとアキコで恋愛すればいい。