東浩紀クォンタム・ファミリーズ』読み終えた。届くかもわからない手紙が、届く物語。その手紙が円環を作り上げつつ突き破り、虚構・夢と現実の境目を突破させ融解させる。しかし、そんな世界でも、贖罪は為されなければならない、なかったことにするということは間違っている、のだろう。