ローランド・エメリッヒ『2012』を渋谷で見た。

「あー飛行機が/車が/人がぎりぎりで…!?」みたいなシーン多すぎて疲れた。いい意味でもう勘弁してくれと思った。無駄に行って来いしていた。映像的には災害のオンパレードだった。あとロシア人もいい感じ。日本人にもわかるロシア人テンプレ。あと整形外科医が意外といいやつだった。そしてジョン・キューザックはいい俳優。
離婚してて、お互いに距離のある子供と父親で、…って展開に、おっ、となったが早々に家族が再開してしまっていた。それどころか、移動の中で、擬似的家族が形成されたのは少し面白い。
あとはもう、物や人が突然消える、みたいなのしか思いつかないな。そうなってくると、主人公が生き残ることがますます難易度が高くなり、偶然の度合いが増してしまうけど。今回でさえ、意志と偶然のバランスが一方に偏ってきているのを感じる。だって、地球上すべてがやばいんだもの。
押切蓮介『猫背を伸ばして』買って読んだ。この勝手に追い詰められ感…ただ施川ユウキと違い不思議と欝っぽさが少ないよなーと思う。