ジェームズ・ボビン『ザ・マペッツ2/ワールドツアー』見た。

そんなにCG使ってまで全身を見せなくてもいいんだよ、と思ってしまう。そういうことを極力しないのが魅力なわけで。
とはいいつつ、前作に引き続き、メタ視点(今作でも思いっきりマペットいじりが発動している。「似ている」、というかまんま同じの2匹のカエル、が主軸になっている物語)からの映画愛が爆発しているのは大好きだ。フィクションの力、歌や演技、ダンス(「モンキーダンスを踊れ!」)、が物語を動かし、時間や空間を越え(カーミットとピギーのデュエット)、時には問題を解決し救いにもなる(『大脱走』が本物の脱走になる)。
ティナ・フェイ、いいよなー。歌えるし、お茶目でかわいい。なかなか、日本で公開するようなメジャーどころの映画では見ないけど、そういう作品に出てくる、コメディができて、身近な感じの女優、にぜんぜんとってかわれる(だからこそ、前作のエイミー・アダムスに対してのキャスティングとして、ちゃんと成立している、と思う)。でもどっちかというとテレビの人なのかもしれないが。
カメオも楽しい。クロエ・グレース・モレッツシアーシャ・ローナンが出ててなぜエル・ファニングが出ないのかなーとか考えたり。僕らの大好きマカヴォイさんやらトムヒさんも出てくる。疑問に思ってるのは、
レイ・リオッタダニー・トレホと出てたのはベニチオ・デル・トロじゃないのか、ということです。
しかし、ここまでわざとらしいロシア訛りの英語を出しまくっていいんだろうか。怒られないのだろうか。
それにしても「I'll GET YOU WHAT YOU WANT」が最高すぎる。

あとサントラを早速入手してリピート中なんだけど、本編で一瞬しか流れない「Moves Like Jagger」がちゃんと入ってるのうれしかったなー。