ナボコフ『絶望』読み終えた。
明らかに、ドストエフスキーへの揶揄を含んだパロディで書かれている部分が在り、しかし、それが、まさに作者自身が馬鹿にしている理由で、足かせになってしまっているような気もした。ナボコフで初めて、収束させようとしている風を感じて、それがなんかつまらんと思ってしまった。
でも巻末の解説での、読解はおもしろかった。確かにナボコフは、手記とか手紙とか、小説内小説の形式をとることが多いな。その、小説(というか言葉を使った芸術)への疑い。


ねむようこ『とりあえず地球が滅びる前に』4巻買って読み終えた。完結。

インターハイ出場する方法、がまじめに、具体的に(「神」の特殊な力をいかに使うか…ルール変更を目論むあたり、ジョジョっぽい)描写されている(雰囲気に逃げてない)。少年漫画でやれば結構おもしろかったんじゃないか。
とはいえ、それより重要なのは、部活をがんばったり、恋愛に向きあったり、友情を確かめ合ったり、という、営為が、世界滅亡という突拍子もないきっかけがないと行われない、という奇妙さだろう。セカイ系の変奏。


美術手帖青木淳悟の小説、イラスト師岡とおるだし、やばいバイブス出まくってた。読まなかったけど。というか、読まない方がよい。めっちゃ影響受けそうだ。


そして、散歩の達人に前田司郎が連載してるの、すごいよいよなぁ。編集者のセンス感じる。内容は置いとくとしても。
にしても、前田司郎読んだことないな。『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』読みかけたことあるくらいで(映画も見たいけど見てない)。世代的に、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』は見るしかねぇんだよな…。


恒例の愚痴。
R100』も『そして父になる』も『ブロークン・シティ』も『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』もまだ見れてないのに(…まぁ一応『人類資金』も)、今週末から『グランド・イリュージョン』始まっちゃうし(ジェシーめっちゃかっこよさげだ)、11月からは『2ガンズ』(ウォールバーグ×デンゼルって喜ばしさしかない)、『恋するリベラーチェ』、『THE ICEMAN 氷の処刑人』(ジェームズ・フランコ出てるって知って俄然見たくなった、し、レイ・リオッタ!そしてウィノナ!!はぁ…)、『悪の法則』、『フィルス』、『キャプテン・フィリップス』、『REDリターンズ』があるので、一刻も早く風邪治れ。
そして12月は、『ゼロ・グラビティ』、『ブリングリング』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(まじで今年見れるのか!?)、『麦子さんと』(なんか…堀北がおたくやるってだけで見たい)、『ハンガー・ゲーム2』などなどある。


この本おもしろそうだな。