サム・ライミ『スペル』を新宿で見ていた…んだけども。
べたな恐怖と間にちょいちょい挟まる小笑い(ポーククイーン(罵倒語になってたし)、スケートシューズ、へなっとするハンカチ…)で、笑っていいんだか怖がっていいんだか…見終わってぐったりする。
口に何かを入れられ続ける、ことから入れる方へ、または、口に出される方から(spell)出す方への転換……とかはまぁ、どうでもいいか。なんか精神分析めいてくる、サム・ライミの。
見間違い、あるものを似ている別のものに間違える。手やケーキ。
なんつーか…説明的じゃない説明の映像。建物や状況。すべてがごまかしなく映されきっている(地獄へ引きずり込まれるシーン)。
あとヒロインとか(田舎っぽさ、露出度が変わる感じ)オープニングとか(クラシカルなアニメーション、ハエのアップのCG)。
なんかぼやっとしたが、めちゃくちゃ面白かった。

ふじまつ『もう かえってくれないかっ』1巻と、いしいひさいち『バイトくん』10巻買って読み終えた。いしいひさいち大丈夫かなぁ。
小島信夫『美濃』を引き続き読んでる。いよいよ手紙が出てきて他者性のやばさがある。
クエンティン・タランティーノイングロリアス・バスターズ』のユダヤの熊が登場するシーン。