アダム・ウィンガード『ザ・ゲスト』見た。

素晴らしい。冒頭、デイヴィッドがピーターソン家を訪れる際のカメラワーク、息子を思い涙する母から、ガラス戸から差し込む日光とうっすら覗く訪問客のシルエット、を最小限の動きで捉える、そこからしてただならぬ雰囲気がある。
それからも、これしかない、というぐらい極まった画が次々繰り出される。青空の異常なくらいの澄み渡り具合、暗い影が際立つ照明。
やはり目的まで最短距離で行動する男の所作は美しい。大好きな、タイヤをパンクさせる行為が見れてうれしかった。
そして、ハロウィンと白いスモーク、音楽の使い方、ラストカット、タイトルの出方、サム・ライミかよ。最高すぎた。
銃の撃ち方も(弾の込め方も)、笑顔も、シャツレスのセクシーさも、すべてが機械的。殺すだろうな、というところできちんと殺す(でも、その「タイミング」が来るまでは殺さない)。