オリバー・ストーン『ブッシュ』DVDで見た。
とりあえず、ローラ・ブッシュはあんな美人じゃない。エリザベス・バンクス、かわいすぎる。

呼称がその人物を人知れず語る、ならば、「W」「ジュニア」「ジョージ」、と呼ばれるブッシュは、言わずと知れたことだが、彼自身の父親「ありき」でしか認識されえない、ということだろう。「president」という名前でさえ、なにか、彼以外のものを常に背後に見られながら、の呼び名だった、という気がしてならない。「puppy」とは、アメリカでは、何を意味しているのだろう。日本人がイメージでとらえている印象と同じであるならば、あまりにも、この大統領(とそんな人物をトップに据えた国)は恐ろしい。
不安定なカメラワーク、啓示を受け生まれ変わった瞬間など、とにかく不安をあおる映像だった。ほんとにこいつに任せて大丈夫なのか、という雰囲気がびんびん伝わってくるような。
会議のシーンも、父と子のそれを対照的に描いている。父は、その内実はどうあれ、息子のように、何かによりかかって物事を決定するようなことはしない(というと、あまりに単純化しているのは承知の上で。あくまで映画の中で)。パウエル、チェイニー、ラムズフェルト、ライス、そしてカール・ローブ(!)、さらには、神(と実父、…つまりは二つの父親)、を、決定の要因とするブッシュ。
ジョシュ・ブローリンの独壇場でした。
『YOUNG,HOLDT,and BESS UNLIMITED S.A.C. F-SIDES』(Starving Artists Crewはやっぱかっこええ)と『Creation Rebel - The Best Of Cutting Edge Hip Hop 1995-2000』買った。