ポール・ハギス『スリーデイズ』を見た。

最後の、ボタンが流れていくシーンを採用したというだけで、この映画が、後味の悪さを味あわせようとしているのを感じぐっときたし、逆に、もしかすると…という可能性は、時間の流れの中で常に残され続けるという淡い希望を描いているとも思える。
エリザベス・バンクスのブロンドっぷりが良いね。
あの、写真のくだり、当時の妻の殺人事件の捜査官の発言の、ゆらぎを含んだ感じがなんとも言えず…。あれは、はたして本当だと思っていったのか、それとも?
というような、わからなさが充ち満ちていた。大体無実かどうかもわからんし。それにかけねばならないラッセル先生の狂気もあったね。
写真の視線。観察。監視カメラ。