それが目的ではなかったんだけど、ひょんなことから東京国際ブックフェア行けて、20%割引だということもあり、元々新刊で買おうと思ってた『ナボコフロシア文学講義』上下と、みすずのコーナーでめっちゃ悩んでジャン・ルノワール『わが父ルノワール』とマイケル・オンダーチェ『映画もまた編集である ウォルター・マーチとの対話』買った。クロード・シモン『農耕詩』迷ったけどどうせ読めね―わ、と思ってやめた…。

わが父ルノワール 新装版

わが父ルノワール 新装版

映画もまた編集である――ウォルター・マーチとの対話

映画もまた編集である――ウォルター・マーチとの対話

んで、『映画もまた編集である』をサイゼリアで読み始めたのだけど、すこぶるおもしろい。やっぱりこういう具体的エピソードに溢れた(映画作りにおける現場での選択が詳細にかたられるような)本には興奮させられる。
地獄の黙示録』について。《《地獄の黙示録》のカメラオペレーターは英語のセリフを解さないイタリア人だった。フランシスはあのシーンを撮るとき、彼に「視界だけを頼りに、少しでも飽きたらカメラを好きなようにパンするように」と指示したんだ。(…)出演者もカメラが突然自分に向けられるかもしれないという状況なので、演技にすごい不安感がにじみ出ているよ。あのハリソン・フォードのショットは、彼がカメラの向きを確認している瞬間をとらえたものだったんだ。でも、彼の役者としても資質のおかげで、まるでウィラードのことを疑い深く見定めながら、「なんてクレイジーな状況なんだ」と思っているように見える。》(p87-88)

力ちゃんの曲初めて聴いたけど、歌のよくわからなさは置いておくとして(タイトルも普通にサビの『世界一のMy Friend』とかでいいんじゃねーか、とか)、ダンスの時の足づかいがやばくてよいなーと思った。

このPVもやべぇ。タイトルの出方、斬新。
てか作詞いしわたり淳治かい。作曲のRyosuke“Dr.R”Sakaiは知らないけれど、ディスコグラフィー見る限り、なかなか(としか言いようがない)。オスカーは金があるのだから、せっかくのデビュー曲なので、J-POPに100%振り切るのであれば、もっと人選を…とか考えてしまう。