ティーヴ・エリクソン『ゼロヴィル』読み終えた。すさまじいラスト。映画と、フィクションとしての小説が、その外枠を破って、あげく神話(聖書)に達するという荒唐無稽さ。しかし読者にじわじわとまるでサブリミナル(というのもこの作品の重要なモチーフかと)のように仕掛けられたイメージが使われてるのでさらっと読めてしまう。