堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』を買って読んだ。
例えば天災(カトリーナ)ですらも人災化して、それを要因にさらに市場を拡大していってんじゃないか、と疑いたくなってしまうし、実際結果的にはそういう風になっている。まぁそれ以前として、ありとあらゆるとこが市場化というか、市場原理で動くようにされてしまっている、それはつまりすべてのものが投資家を儲けさせるためのものと化してしまっている、ということだ。教育も、健康や医療も、戦争も。いやもちろん、どんなものにもそういう面があるんだろうけど、どれも多分、誰かを儲けさせようとして始めたものじゃないはずだ(戦争は…わかんないな…)。いやでももしかすると、そうじゃないのかもしれない。民主主義っていうより、市場経済が存在する共同体において制度として確立したものはすべて、誰かを儲けさせるために生み出されたものなのかも。教育だって、医療だって。ただそれが今では、誰が儲けているかがよりわかりなくくなっているだけなのかも。ただそれはあくまで制度だから、教育それ自体、医療それ自体は、決してそうじゃないだろう。
とりあえずアメリカの現状にひきまくった。とりあえず金がはんぱなくいる。でないとすぐ貧困層化か破産。そして貧困ビジネスを加速させる。まぁあとは情報。すべての人間の情報は、マーケティングとなる、というか(?)。NSAとか米軍。