ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』読み終えた。
打ち捨てられた人々やものや組織が、コミュニケーションをするための組織、を追い求める、という図式自体がかなり魅力的だけど、そうすることで、パラノイアの世界に入り込んでしまう、というのはなんとも…。「生かすも殺すもウィーンでは」、終わり方の黒さがおもろい。