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『うぬぼれ刑事』見た。ダブルミーニングになってしまううぬぼれの行動、矢作や西田敏行へのあてがきっぷり。栗橋教授のまったく根拠のないアドバイスも最高。あとはうぬぼれ5と事件が有機的にからんでいってくれれば最高なんだけど…実際にバーから出てきて。
舞城王太郎『獣の樹』(いかにも海外文学っぽいタイトルだなー)買って読み終えた。色々ひっかかる・思うとこはあるんだけど、………誰か研究とかしてくんないかな。聖書のモチーフ、走ること、森、子どもたち、巨大構造物(によるトリック)、恐怖へと向かうこと(によって命を失うこと)、文脈・深読み、ネトラレ、といったのは、まぁ、あるんだけど、今回は、以前からやってはいる、アイデンティティについてを深くほりさげ…というか、いささか単刀直入すぎるきらいがある設定をもってきたり、天皇、戦争、国家だったり、が、入ってきてて、さらに、埋葬を何度も描いていたのが印象的だった。兄弟を、親を、自分を、友人を、埋葬する、…それを掘り返す。
舞城今年すげーな。越前魔太郎ってのも舞城だったら、買わなきゃ(読まなきゃ)いけないし。映画はどうなんだかわからんけど。『煙か土か食い物』とかを映画化してほしい。四郎を窪塚洋介とかで。
ジャンクフジヤマ『ジャンクタイム』買った。