原恵一『カラフル』見た。しかし映画館は混んでるなーいいことだけど。

食べ物の描写のリアリティがすごい。というか、こんなに、安い食べ物に物語を与える作品があるか。実写じゃあなさそう。
声のトーンが皆低め。宮崎あおいうめぇ。
過去への憧憬、が一種の作家性の現れなのか。工事が続く二子玉川の駅前は良いし好きなんだけど、等々力渓谷や、玉川線の軌跡をたどりそこに過去を浮かび上がらせる行為(ついに白黒に色がついて動きだしちゃうし)、の方が俄然魅力的。
もうちょっと考えると、早乙女の、今が一番いい、というようなセリフとの関係がありそうな気もする。