ジョン・エリック・ドゥードル『デビル』見た。
あんまり深く考えないで見たので、伏線の解釈もろくにできないまま今に至る。
この映画自体が、小品感を意識して作っているに相違なしかと思われる。が、それがあまり良くない方へと働いてるのではないか…いや、そんなことじゃなくて、あの「ルール」が、成立するらしいエレベーターという空間が、必要以上に、閉鎖的に感じられるのは、『ハプニング』でアメリカ全土、『エアベンダー』で世界、を、勝手なオリジナルルールで満たし描いたことを、すでに知ってしまっているから、この「小品」に納得がいかないだけなんだろう。

サラ役の人、あれでまた悪女ってのがいいよね。あと刑事役の人は、『ジュリー&ジュリア』の彼氏じゃなかっただろうか。
で、DVDで、三池崇史十三人の刺客』見た。
武士的なもの(それは思考停止し暗愚な主君に尽くす鬼頭はもちろん、それと一見相反している、天下の大道、虐げられている民草のために忠義の縛りを破ろうとする島田ですらも)をこきおろし馬鹿にする(「つまらない」)小弥太という存在と、つかず離れずの距離を保っていた新六郎が、ラストでやはり武士を拒否しつつも、刀を投げ捨てることが出来ないのは非常に示唆的、という感じがした。あと、果たしてこの二人は、本当に生き残ったのだろうか、という気もする。

にしても、松方さんの殺陣や馬の乗りこなし方は、ほかの人と全然違ってかっこよかったなぁ。あの、刀をぴたっと止める感じ!
ジャンク フジヤマ『JUNKWAVE』とMiyauchi Yuri『TOPARCH』(センスありすぎ。ゆりかもめにドンピシャだった)買って聴く。