堤幸彦『劇場版 SPEC〜天〜』見た。

まじですげぇわ…。ここまで明確に狙いを露呈されてしまうと、何も言えなくなってしまう。支持するしかない。
そもそも、ドラマシリーズが近年ではあまりに異質すぎて、日本のドラマというジャンル内の自己模倣にはならず、海外ドラマだったり、ラノベだったり、ジョジョだったり、山田風太郎(!?)だったり、から、文脈を引っ張ってきて構成している、というのがまず素晴らしいので、内容についてとやかく言ってもしょうがない、ともいえる。
刑事もの、ですらなくなり、異能力者同士の死闘が繰り広げられる(あり得なさの限度が、ドラマ版を振り切ってしまっている)。
にしても、当麻=能力者、という設定は、柴田に対しても、奈緒子対しても(手をつけそうで)手をつけなかったものであるからして、堤ドラマのヒロインとして、また別の次元に達するのではないかと期待している(「結」で…?)。