トッド・フィリップスハングオーバー!!! 最後の反省会』見た。

劇中で発せられる、「アリゾナ」「ティフアナ」「バンコク」「ラスベガス」という実在の地名が、登場人物たちだけではなく、(シリーズを追い続けた)観客(無論、「アメリカの」という冠がつく人々が一番のターゲットになってしまっているのだけれど)に対しても、ある種の記憶や感情を喚起するスイッチとして機能させている、のだけれど、見ていると、実際に現地で撮影された画以外に、おそらくグリーンバックの合成を使用して、スタジオで作られた場面も多く、土地にまつわる奇妙なアンビバレンツさがこの映画には存在している。異常さ、ともいえるかもしれない。
それは、ハングオーバー!シリーズ、およびその派生作品としての『デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』に共通している。後者に至っては、主軸としてロードムービーの体裁をとりつつ、運転シーンは合成(というかおそらく車中からの映像はすべて、なんじゃないかと思う)。
(蛇足だけど、ヘザー・グラハムミシェル・モナハン、という2人のヒロインは相似形をなしてないか?)
幾つかの主題。
困難を打開するザック・ガリフィアナキスの目(『デュー・デート〜』でジェイミー・フォックスに「つぶらな、犬のような」と称された)による説得、反して、今作の奇怪なヴィランとして跋扈するチョウに、"Blue eyes"と蔑むように言われるフィル=ブラッドリー・クーパー
やっぱり脱獄と言えば、の「ショーシャンク」壁の穴開け及びポスターによる隠蔽(脱出した瞬間に「水」にまみれるというところも律儀にトレースしている?)、そしてチョウによって、登場人物たちの視点がその認識をずらされている(観客もまきこんだ)金塊強奪のための壁の破壊。
それにしても、ジョン・グッドマンとか、メリッサ・マッカーシーとか、キャスティングもある程度ぬかりなしといった感じの完結編(なのか?)だった。

比嘉愛未を生で見た…まじきれいだった、ありゃあ目立つ/鈴木涼美『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』買って読み始めたけど、ちょっと文章むずい/また高尾山行くにあたって、服や靴をそろえたいという欲求(前回普通のかっこで言ってずたぼろになったので)/某二郎系食べに行ったら、自分以外の2人の客が、汗かきふとっちょさんだったので一気に食う気なくした(食べたけど、でももう行かない)/うわぁ今調べたら、比嘉愛未同い年だったー…/J・コール『Born Sinner』入手し聴いてるんだけど良い。なによりも曲が良い(そればっか)ビートが独特で。そういう観点から、マック・ミラーはあんまひっかからなかった/ルーペ・フィアスコのファーストとか、キッド・カディのファーストとかそういうの。ちょっと叙情入ると弱い/The Novelestilo『Mix Playings』センスいいなぁと思い聴いてる/