ブライアン・シンガーX-MEN:フューチャー&パスト』見た。

映画館で見ることで最大限に魅力を発揮する、センスとかの尺度を超えた(今、この時代にDNAのらせんをモチーフにしたCG)オープニングに完全にぶちあがった。そしてあらためて、マシュー・ヴォーンはハイセンスだったと感じる。マグニートー単独行動の描写もそうだ。シンガーも、ハットとサングラスと鉄球で健闘はしているけれど、汗ばむ白いTシャツのドイツビールとナイフと比べてしまうと…。

ミュータントの能力が発揮される冒頭の戦い(ブリンクのテレポートが空間を接続しまくる)、終盤の2つの時代のセンチネルとの戦闘をカットバックで見せる編集もよい。
…というか、細部についてはどうとでもいえるのだけれど、これまでのシリーズを網羅しつつ(ウルヴァリンの目覚め、で物語がスタートする、というのでSAMURAIすら射程に入れている)、次につなげる、という荒業をやってのけた、それだけで、もう十分だったりする。それに最後に最高のサプライズまで。思わず「スコットーーー!!!」と叫んでしまった。