中原昌也の人生相談 悩んでるうちが花なのよ党宣言』買って読み終えた。
《というか、時間をかけて軽く作りたいという欲望がある。》(p139)
《(…)結局はひとりで考えることがすべてですよ。》(p123)
《いいですね、この読点の打ち方。淫靡です!》(p112)
《「ひたすら"劣情"の念を送れ」と。》(p108)
《僕は、まずい料理って楽しいと思うんですよ。(…)味の素みたいなもので「美味しさってこういうもの」ってみんなが同じように刷りこまれちゃうかんてつまらないです。僕なんて料理のうまい女の人がむしろ嫌いです。》(p86-87)
《ささやかな反社会的な行動を目指して、少しでも世の中が革命に向かうように頑張ってほしいわけですよ。自分の富とか満足を超えることを想像するしかないじゃないですか。資本主義を脱するのが独立への道ですからね。》(p71)
《女性的な思考でしか世の中は良くなりえないと思います。(…)男性的な野心に満ちている奴とか、他人からいろいろ搾取して、世の中のシステムってこういうもんだとか開き直ってる奴はほんとに死ねばいいと思いますね。》(p63)
《すごく嫌なつまんない言い方をすると、飲めない人はダメな人って僕は確かに思ってるんですよね。(…)この相談者みたいなことを言う人は、自分の中に確固たる「自分」ってモノがあると思い込んでて、そこからはみ出るのが嫌な人なんですよね。》(p53)
《とにかく、声がデカいことです。》(p33)
《自分の意見といったって、そもそもホンモノの自分の意見なんて無いですよ。どんな人の考えも所詮他人が考えたことをコピーして、あたかも自分がそう考えたって思いこんでるに過ぎない。意見なんて結局、いかにデカい声を出すかでしょ? 声のデカい奴が、自分が考えた正しい意見だって言い張っているにすぎない。》(p31)
《でも僕は、そういう言葉の薄っぺらさが好きだ。》(p25)
《(…)本は外から眺めるだけでも意味がある。心が豊かになる。》(p21)