2020-12-20から1日間の記事一覧

ウラジミール・ナボコフ『アーダ』

読み終えた、という言葉を打ち込んで、しかし、本当にそう言えるのか?と疑問に思う。ナボコフの小説はおしなべて全てそうだと言えるけど。 過去を執拗に想起し、執念深く描写することで、甘美で無防備でインモラルで淫らな記憶に淫する。 そして、複数の言…