西尾維新化物語(下)』買って読み終えた。『傷物語』買おうとしたけどやめた…。西尾維新は1日1冊にしといた方がいいような気がした。
特定の効能を狙って書かれた小説、という感じ。ケミカルな、多量摂取すると身体に悪そうな。
という比喩が似つかわしくなければ単純に、一面的な、と言ってしまっていいのかもしれない。「A」と書かれていれば、それがどんなにまわりくどく、細かく説明されていても、「A」としか意味しない。
しかし、そこがおもしろい。そういう薬がばんばん染み込んでくる快感を知っているからだ。
「A」という気持ちになりたければ「A」の効能を持つ薬/小説を飲めば/読めばいい、という発想の元では、最良の作品だろう。
だから、戦場ヶ原は最高だし、ある女子をすごく好きだと思う時の高まりを(ものすごく直線的に)描いている部分も気に入ってるし、アニメもすげー見たい。とりあえず上下読んだから見ようと思っている。
さよならポニーテール『モニュの木の向こう側』聴いてる。こりゃあ売れる。
こうの史代さんさん録』のレシピの話とか、黒田硫黄『黒船』の王子の話とか『茄子』の料理作るのとかがたまらなく好きだ。
腹の調子悪すぎ。
ロベール・ドアノー『不完全なレンズで 回想と肖像』読んでる。合間の写真に釘づけになってしまうわけだけど、魅力的な人物を描写する回想というのはそれだけで素晴らしい。