信頼の新宿タワレコで在庫合ったのでようやく藤村鼓乃美『SUMMER VACATION』買った。早速聴いて、そのやばさに心酔する。だって「S・U・M・M・E・R」「V・A・C・A・T・I・O・N」だぜ。まぁそれだけなんだけど、その「それ」があるのがどんだけすばらしいかということ/涼しさに敏感に反応しつつ、長ズボン2本購入…したんだけど、明日また熱くなるとのこと。まじですか/『ホワイトハウス・ダウン』について。気になったことと言えば、ジェイソン・クラーク演じる傭兵のスタンツが、仲間が殺されて激昂するシーン。こういうキャラクターって、普通は冷淡で動揺しない性格だと思うのだが。さらに、この作品には、男女の恋愛の要素が存在しない。唯一、主人公とマギー・ギレンホールが、昔付き合ってたのかな…というのを匂わせるくらい。しかもチャニたむ(チャニング・テイタムの略。今思いついた)は、バツイチ(なのかな多分)で子供もいるし、その元嫁も登場する。この手の映画のラスト、大抵は、事件解決!後のキスシーン、みたいなのが一般的だろうが、そういう場面もなし/それをホモソーシャル、といってしまってよいか、わからないけれど、どちらにせよ、登場人物たちの指針となるのは、親子愛、友情、夫婦愛、そして愛国心である/と書いていて気付いたけれど、これらは、主人公側とテロリスト側、両方がそれぞれを用いている。むしろ同じような心情に重きを置いている/この両者は似通っている。チャニたむも、(自分を「裏切った」?――大統領警護官不採用、という出来事も、描写によっては「動機」になりうる――)アメリカに牙をむく側だったかもしれない/…そこらへん、もうちょっと深く陰影があれば、もっとおもしろかったかもしれないな…/脚本のジェームズ・ヴァンダービルトって、『ゾディアック』書いてたんかい。まじか/話は飛ぶが、デヴィット・フィンチャーと組んだ脚本家は、近作だと、スティーヴン・ザイリアン(『ドラゴン・タトゥーの女』)、アーロン・ソーキン(『ソーシャル・ネットワーク』)、エリック・ロス(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)、デヴィッド・コープ(『パニック・ルーム』)、とかなりキテる人選。傾向…なんて、いえるとすれば、会話・発話の多い構造を用いる脚本家たち、といったところか。フィンチャーって、ヴィジュアリスト的な面を強調されることが多いけれど、むしろ、人物の喋りや、特異な時間構造による縛りで、作品の強度を高めているのか/