風邪治らず、微熱続いてる。


ナボコフ『絶望』読んでる。
ナボコフの一ダース』に頻出していた、「似ている」というモチーフが中心になっている。
主人公の顔を、あっけなく現前させてしまう浮浪者フェリックスに対して、主人公自身の言葉や、描かれる肖像画は、彼の顔をとらえ表現することかできない。その顔を、妻は手でなぞり触れる(何か別の手段で表そうなどとはせず、実物と接しようとする)。